mixiユーザー(id:8666179)

2018年07月12日22:11

161 view

《落語》+《演劇》技巧本格派たちの名舞台

先週日焼けした鼻の頭と二の腕。
子どものころならピリピリと皮をむいて、どれだけ大きな日焼け跡の一枚皮を残すかなんてことを、ひとりごちていた。
すでに中年の部類になってからは、自らピリピリとむくことをやめ、自然な脱皮を企てていたが、風呂に入ったりシャワーを浴びたりすると、それはもうみっともないほどのムケ具合。他人に見せるのも恥ずかしいムケ跡になってしまい、今週末の焼き直しで修正しよう。
そんな夏の訪れ、個人的には芸術の夏。

フォト
『立川談春2018独演会』★5.
先ほど、日本テレビで放映されていた歌丸さんの特別追悼番組。
ワイプで映されていた笑点メンバーのだらしなさが、なぜか悔しい。
天神祭り初日でトリを務めた談春が歌丸師匠に対して、いつものように高慢で、且つ、高尚なコメントで追悼を評する。
日々鍛錬している噺家であるからこそ、伝わる談春の本気度。
それに比べて、笑点連中の噺家レベルとは。

先日、知人の紹介で面談を果たし、高座を拝聴し、さらにはイベントゲストとして招聘させていただいた歌丸一門の真打噺家。
厳しいようだが、知人の紹介でなければ面談はしなかったし、高座を拝聴することもなかったし、イベントゲストに招聘することもなかった。
しかし、知人の紹介であろうと、もう二度と彼の噺を聴くこともないはずだ。

おあし(お金)を出して落語を真剣に聞くことのできる噺家を数えるなら、片手にさえ余る。
その一人が歌丸であり、その一人が確実に談春である。

この日、会場は中野ZEROホール。
開演10分前にしては、空席がチラホラと目立つ。
談春人気も落ち目となったのか?
いや、そうではない。

週に3日は飛び込み大会(通称:人身事故)が開かれ、運行遅延や運休が日常茶飯事の総武・中央線。
従って、開演時間1時間前に最寄り駅にたどり着いていることが、総武線沿線で開催されるライブものの常識。

談春曰く、
ブタ「今日も当たり前のように電車が止まっていたそうで、先ほど、事務所に「新宿で足止めされている。開演時間に間に合わない」という電話が入っていた。
事務所の人間が「はぁ、そうですか」と答えていたが、そりゃそうだ。
いつ来るのかわからない客を待って、時間に来ているお客さんを待たせるわけにはいかない。」
定時に始まり、いつもの時よりも噺の途中で入場してくるお客さん多数。
しかし、これは仕方がない。
多くの落語ファンは、真面目に仕事を終えた後にやってくる。
中には残業や飲み会のお誘いを振り切ってやってきた遅刻者もいるだろう。
残業も飲み会のお誘いもない人ばかりが落語ファンなら、談春のハリも、もう少し良かったのかな。

『厩火事』★5.
まくらを話している途中でも、それなりの遅刻客が入ってくるものだから、談春のペースが今一つといったところ。
それでも、キッチリとオチをまとめ、颯爽とした姿で高座を去る。
『たちきり』★5.
珍しい噺を持ってきた。
それ故、4,5回ほどのとちりを確認した。
彼は落語会のフジコ・ヘミングとは言われたこともなく、話芸も滑舌も丁寧でミスタッチを許さない完璧主義。
だからこそ、落ちがついたあとは、袖に手を振って太鼓を要求し、座布団の上で手を合わせ、まるで、「こんな出来で申し訳ありません」と、観客に詫びを入れているかのように幕が下りた。
名人、ここにあり。

フォト
『睾丸』(ナイロン100℃)★5.
ナイロン舞台にしては短めの3時間10分の上演時間。
過去の作品においては、後半のグダグダ感ばかりが記憶に残り、”名作なんて、なくていいんだ”と、勝手にケラを庇っていた似非ナイロン100℃マニア。(←おいら)
最近のナイロン100℃は、見違えるように完成度が高い。

プロパー劇団員の三宅弘城とみのすけ、この2人が大黒柱となってストーリーが進んでいく。
縦横無尽に張り巡らした伏線を、場面転換のない唯一のステージできれいに回収を図っていく。
セリフの妙も絶品。
これにて、次回のナイロン100℃も鑑賞するということが、この日、決まる。



晴れ甲子園のサイレン… 腕時計の形に残った日焼け… 大人が夏を感じること
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=134&from=diary&id=5197617
14 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年07月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る