《早起きは三文の得》
子どものころに教わったこのことわざの由来。
「昔、鹿を神として扱っている奈良県では、自宅の前で鹿が死んでいたら三文の罰金を取られていた。だから、奈良県の人々は朝早く起きて自宅の前に鹿が倒れていないかを確認し、ついでに住まいの周りをきれいにしていた。」
これで、早起きすれば三文の罰金を取られずに済む。三文の得。
本当かどうか、金田一さんに聞いてないのでわからない。
ただ、何となくそんな記憶を大切にして、何かと時間を大切にするクセがついたのだろうか。
所詮、三文なんて「はした金」だけど、意外と自分の中では得しているような気がするのである。
長野日記がまだまだ続く。何なら、今年いっぱい続くのかもしれない。
雨予報などどこ吹く風。
チェックインの際、ホテルのフロントおねえさんから「朝食のレストランは7時からなんですが、インバウンドの中国人さん団体が一番に入るので、少し時間をずらしていただきたい」と哀願される。
おねえさんからの懇願を撥ねつけるわけがなく「御意」とばかりにルームキーを受け取った。
温泉施設ではあったが、早朝風呂も後回し。
まずは、黒マーチを走らせて”Youはこれしに長野へ”
蓼科メルヘン街道を下って、県道191号線を上がる。
勝手な予測では、黒マーチさえ泣きが入りそうなダート道をゴトゴト走り、道なき道を抜けたところに突如現れる秘境の池。
ところがどっこい、あっさりと県道沿いに立てかけてある看板で、ここが御射鹿池であることがわかるほど、苦労もなく現れた。
観光用の駐車場が2つ。乗用車用には2台、大型バス用には0台。
絶対的に駐車が容易な大型バス駐車場に黒マーチをぶち込んだ。
この場所は、きっとあと4時間もすれば観光バスで満車になることだろう。
時計を見ると6時20分、夏至を越えたこの日、すでに青空。
酸性の水質ゆえに生物の生存が難しく、これが鏡のような水面を維持しているようだ。
知らんけど。
池面に映る木々は、リアルな森林とシンメトリーを形成し、高い木々が映り込む池底はまるでコケの蒸す深海のよう。
『緑響く』(東山魁夷 1972年)
『地池駆ける』(Kオスカー 2018年)
写真では絶対的に伝わらない圧倒的な風景美。
のちほど初心者マークのクルマを駆って2人の若者が、早朝のインスタ蠅よろしくやってきたが、それまでは見知らぬ人は誰もいない貸切の秘境。
(駐車場に入れてある2台のクルマの乗り人たちはどこで何をしているのやら

)
さて、腹が減ってきた。
ホテルのレストランはそろそろ外国人観光客たちの朝食を捌き終えたころだろう。
県道191号線をほんの少し走ると、エメラルド色に輝く造成池に気が付いた。
茅野市ときたら、新御射鹿池を作って更なる観光客を呼び込むつもりなのか。
それとも、西山魁夷画伯の名作を掲げようというのだろうか。
ホテルにつくと、おいらを裸身の銅像が迎えてくれる。
落ち着いたレストランでがむしゃらに朝食を頬張り、残った時間を蓼科湖に隣接する彫刻公園で芸術鑑賞のひと時。或いは、おっさんなんて一人もいないはずの男湯温泉で疲れをいやす。いや、残念ながらおっさん1、おにいさん1との混浴になっていた朝9時。
さぁ、次なる目的地へ黒マーチ発進の時間が近づいた。
まだまだ続く甲信日記、さらに更新。

「お年玉はお母さんが預かっておくね」子どもの頃は本気で信じていた大人の発言
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=134&from=diary&id=5173131
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