mixiユーザー(id:6810959)

2018年05月02日01:33

131 view

映画日記 『パシフィック・リム:アップライジング』

2018年5月1日(火)

『パシフィック・リム:アップライジング』(2018年)
スティーヴン・S・デナイト:監督
名駅・ミッドランドスクエアシネマ2

怪獣映画というよりほとんどロボット映画だった。
ふつうに面白かったが、なんとなくいまひとつ。
この“いまひとつ”感の原因は何だろうと考えてみた。
気づいたことがひとつある。
それはミニチュアワークだった。

ゴジラやモスラが次々とビルや城や東京タワーを壊していく。
あるいは多くの人々が暮らす町並みをキングギドラの熱線が、空飛ぶラドンの衝撃波がなぎ倒していく。
そんな破壊と崩落の快感こそが特撮怪獣映画の醍醐味だ。
そして、特撮映画で破壊される建物はすべてがミニチュアだった。
せっかく大のオトナがこつこつと組み立てたミニチュアのビルや町並みを火薬で一瞬にして破壊し、崩れ落ちる様子をスローモーションで撮る。
この実際に作ったものを次々と壊していくところに、わくわくした。
大がかりなドミノ倒しにも似た楽しさだ。

正直、ミニチュアの特撮より本作のようなCGのほうがリアルだ。
ほんとうに凄いと思う。
しかし、人間はわがままなもので、CGには少しばかり食傷気味なのだ。

ヒロイン役のコソ泥娘を演じたケイリー・スピーニーが、『ジュノ』に出てた頃のエレン・ペイジに雰囲気が似ていて可愛い。
そしてもうひとり、高慢ちきな中国人女社長役のジン・ティエンが目を引いた。
中盤までのイヤな女ぶりがお見事。
この人が悪役だと思って見ていたので、終盤の大活躍は拍手もの。
いわゆる、おいしい役だった。
怪獣が冠雪の富士山を登っていくシーンも、妙な感じがして面白かった。



10 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年05月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031