2018年3月20日(火)
『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2018年)
ヨルゴス・ランティモス:監督
伏見・ミリオン座
マイミクさんの日記を拝見して、面白そうだったのでさっそく見に行った。
仕事帰りだったこともあり、序盤で少しうつらうつらとなってしまったが、途中からはスクリーンを食い入るように見た。
いやあ、まいった!!
何がなんだかさっぱり分からないが、なんだか凄い映画を見たような気分だ。
分からないといっても、たとえば“子どもが歩けなくなった”といった描写自体は見れば分かる。
問題はどうして“子どもが歩けなくなった”のか?
その理由がまったく分からないこと。
それなのに、ラストのハンバーガー屋のポテトフライで異様に気分が盛りあがる。
まだまだ、映画の世界は奥深いと思い知った1本。
被写界深度を浅くした望遠レンズで撮ったニコール・キッドマンと、エスカレーターの俯瞰シーンが素晴らしい。
何度か出てくる「手こき」と、こけおどしみたいな音楽が異常だ。
あまりにも頭の中が混乱するような映画だったので、帰りにパンフレットを買ってきた。
明日、じっくり読むことにしよう。
よく分からないが、傑作だ!!
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