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2018年02月21日23:32

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映画日記 『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』

2018年2月21日(水)

『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(1981年)
山田洋次:監督
名駅・ミッドランドスクエアシネマ

シリーズ第27作目。
瀬戸内に浮かぶ小さな島で、寅次郎(渥美清)が祖母の墓参りにきていた女性と出会う。
まるで郵便局の事務員のように髪をひっつめ化粧っ気がなく地味な服装ではあったが、その素顔がとてもきれいだ。
別れ際に聞いた彼女の名はふみ(松坂慶子)といった。
しばらくして、大阪のとある祭礼の場に啖呵売をする寅の姿があった。
しかし、ここは大阪浪花、江戸っ子風の寅の口上では人が寄りつかない。
商売あがったりとしょげる寅の前に、口上の声を聞きつけて小股が切れ上がった水商売風の美女があらわれる。
「寅さん?」
「えっ、そういうお前さんは・・・あんときのおふみさん」
ふみは売れっ子の芸者だった。
再会を喜ぶふたりは、飲んで騒いでの楽しい一夜を過ごす。
ふみのことが気に入ったのか、寅は大阪に住みついてしまう。
ある日、ふたりして登った生駒山で、寅はふみの口から思いがけない話を聞くことになる。
ふみには幼い頃に生き別れになった弟がいるという。
ひと目会いたいのだが、
「芸者みたいな稼業では嫌な顔をされるのがおち」
と、ためらうふみをせっついて、寅は彼女といっしょに弟が働く運送会社にやってきた。
ところが、弟は数ヶ月前に心臓発作で亡くなっていた。愕然とするふみと寅。
その夜、ふみは気丈にも大事な客のいる宴席に出向いてはみたものの、悲しさに耐えきれず中座してしまう。
夜が更け、寅が逗留している新世界にある木賃宿に、酔ったふみがあらわれた。
殺風景な部屋にあがったふみは、寅次郎のもとで泣きくずれるのだったが・・・・

見どころは一にも二にも、というか一から十まで、松坂慶子!!!

本作を見る気になったのは、未見だったこともあるが、それよりもこの頃の松坂慶子がきれいだったと記憶してたからだ。
いやあ、まいった。
見始めたら、きれいどころの騒ぎでない。
あでやかな着物姿に髪を下ろした洋装と、どれを取っても素晴らしい。
とくに生駒山の登った寅とふみが休み処で昼食をシーンのこと。
初夏だったので、坂道をのぼりつめた彼女は暑さで汗ばんでいたのだろう。
さりげなく上着を脱ぐと、その下は肩だしファッションだった。
肌の白さと、むきだしになった肩から腕へのラインのなまめかしさにクラクラしてしまう。
スクリーンの松坂慶子から、甘いフェロモンが熱波のように押し寄せてくる。
シリーズをすべて見たわけではないが、寅さん映画で初めて「エロい!!!」と思った。
妙なもので、このシーンの松坂慶子を見てたら、涙ぐんでしまった。

ということで、本作のとあるシーンにも登場した「愛の水中花」。
https://www.youtube.com/watch?v=PNAWgVzsgS0

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