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2018年02月17日23:57

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映画日記 『網走番外地 荒野の対決』 『花咲くころ』 『マンハント』

2018年2月17日(土)

『網走番外地 荒野の対決』(1966年)
石井輝男:監督
岐阜柳ヶ瀬・ロイヤル劇場

シリーズ第5作。
番外地帰りの健さんが立ち寄った射撃大会で、どういうわけか優勝してしまう。
景品はじゃじゃ馬の子馬だった。
子馬は牝馬だったので、花子と名付けて可愛がっていたが、善人牧場主と悪人牧場主とのいざこざに巻き込まれて射殺されてしまう。
悪人牧場主は善人牧場主が育てた競走馬の皆殺しをはかるにおよんで、ついに健さんが立ち上がった・・・・

先日見た『網走番外地 北海編』のネタ元が『駅馬車』だったように、本作はOK牧場の決闘を下敷きにしているのだろう。タイトルがどうみても『荒野の決闘』のもじりだ。
西部劇のようにさっそうと北海道の原野を馬で駆け抜ける健さんがカッコいい。

ラストはやくざ映画のパターン通りの健さんが日本刀を手に殴り込みをかける。
ところが、健さんは悪人牧場主の河津清三郎を叩き斬ることなく、なんと赦してしまう。
ここまで悪人牧場主は馬は殺しても人は殺していないので、バランスをとったのだろうが、かなり不思議な終わり方だった。
復讐よりも和解を打ち出したりと、石井輝男監督による初期の『網走番外地』シリーズは、いろいろと試みていたようだ。
これで石井輝男が監督した10本ある『網走番外地』シリーズのうち6本を見たことになる。
残りの4本も、ぜひ見たいものだ。

細川俊夫や三原葉子に懐かしや大友純、もちろん嵐寛寿郎を含め新東宝のメンバーが活躍するのも、うれしいものだ。
客演した田崎潤のとぼけた味わいもよかった。

このあと昼食で焼きそばを食べて、この日の2本目だ。


『花咲くころ』(2018年)
ナナ・エクフティミシュヴィリ&ジモン・グロス:監督
岐阜柳ヶ瀬・CINEX

焼きそばが影響して少し寝てしまったのがまことに残念。

戦争や紛争の後遺症が主人公の少女ふたりを苦しめる。
一昨日見た『ロープ/戦場の生命線』とはまった異なる切り口ながら、これも反戦映画だった。
気がつくと長回しをしていた。気合いの入った撮り方だ。
主人公ふたりの美少女ぶりも見どころ。

続いて、名古屋に戻ってもう1本見てきた。


『マンハント』(2018年)
ジョン・ウー:監督
名駅・ミッドランドスクエアシネマ2

まるで『駅』に出てくる倍賞千恵子が切り盛りしていた居酒屋のようなところで、並みいるやくざたちを拳銃でぶち殺していく女殺し屋たちが喝采もの。
それからはジョン・ウー節のアクションがてんこ盛り。
肩の凝らない活劇!!
面白かった。



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