2018年1月28日(日)
『緋牡丹博徒 一宿一飯』(1968年)
鈴木則文:監督
岐阜柳ヶ瀬・ロイヤル劇場
緋牡丹博徒シリーズ第2弾。
主演の藤純子は当時23歳。
舞台は上州。矢野一家再興のために諸国修行中のお竜が、わらじを脱いだ一家の窮地を救うため、悪らつなやくざたちに立ち向かう・・・・
悪らつやくざの天津敏に犯され、死のうとした城野ゆきに藤純子のお竜が片肌脱ぎで緋牡丹の刺青を見せながら、
「女だてらに、こげんもんば背負うて生きとるとよ・・・・」
と語りだすシーンで、もうだめだった。
スクリーンの藤純子といっしょに涙した。
イカサマ博奕打ちの白木マリとヒモの西村晃との情話もいい。
鶴田浩二がお竜の髪にやさしくかんざしを挿してあげるだけのラブシーンにグッとくる。
加藤泰作品だけでなく、こちらも傑作だった。
『人生はシネマティック!』(2017年)
ロネ・シェルフィグ:監督
岐阜柳ヶ瀬・CINEX
昨年見逃していた1本。
ちょっと頼りない落ち目の老優が、失意のヒロインに語るセリフが胸にしみる。
演じたビル・ナイの真骨頂。
ラストで「次回作はハッピー・エンドよ」と、ヒロインに声をかける情報局の鉄の女を演じた女優さんも良かった。
柳ヶ瀬まで行ったかいがあった。
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