11月。
映画『ゴッホ最期の手紙』を鑑賞し、開催中のゴッホ展への備えに着手した。
偶然、新聞の書評で見つけた原田マハの最新作を(本当に久しぶりに)書店で入手し、お気に入りの書籍にだけに許される白い皮カバーを纏わせて、徳島への雲上で1ページ目を紐解いた。
『たゆたえども沈まず』(原田マハ)★5.
原田マハの著作は気になっていたけど、これが初読
さすがは元キュレーター、読みやすく、ゴッホ芸術史としても分かりやすい。
もともと"速読派”のおいらにつき、高知からの機上で完読(をめざしたが、結局、そののち3日ほど掛かってしまう)。
どこまでがフィクションで、どこからかノンフィクションか。
スマホ片手に登場人物の名を入力して検索する作業を、2度ならず4,5度はしていただろう。
もし、部屋にグーグルなんちゃらが置いてあれば、黙読せずに音読すると、なにもかもガイドをしてくれるのかな。
それはそれで騒がしいので必要ない。
ゴッホ映画とゴッホ小説。
これで準備万端。
『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』★4.
喧騒が怖い上野の森美術館の混雑を尻目に、東京都美術館。
入場制限はなかったものの、館内には2列渋滞ほどの混雑ぶり。
怖いを諦めて流れてきたのか、それともシャンシャンに会いに来たらレッサーパンダしか見られなかった連中がこっちに来たのか、平日の15時、仕事しやがれ、JUST NOW!と心の中で叫んでいた。
特にイヤホンガイドが主流になっている昨今、鑑賞渋滞の先頭は必ずイヤホンじいさんやイヤホンばあさんが立ち止まっている。
イヤホンな人たちは「1歩後方」にすれば、渋滞はなくなるのにね。
さて、感想。
テーマが統一されていない感じで、西洋美術館の『北斎とジャポニズム』の精錬さを感じることができなかった。
ゴッホ美術館から借りられる素材をとりあえず持ってきちゃえ、みたいな。
その中でも奇跡的な作品が1枚。
『寝室』(1888年)
前で観ていたオランダ人・男性2人が、

「東京でこの作品を観られるのは凄いことだな」というような顔をして、オランダ語で語り合っていた。
あとは、『アイリスの咲くアルルの風景』『画家としての自画像』。
こんなところを鑑賞記念のポストカード購入。
3作品ともゴッホ美術館所蔵らしい。
これだけ持ってきちゃって、もうスカスカだね、ゴッホ美術館


“マイルド化する絵本”への警鐘 過激表現から“逃げない”編集者の想いとは?
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