昨晩は仕事帰りにゴダール映画を2本見るという暴挙に打って出た。
2017年11月14日(火)
『軽蔑』(1963年)
ジャン=リュック・ゴダール:監督
今池・名古屋シネマテーク
実はゴダール映画というより、スクリーンでブリジッド・バルドーを見たかったため。
オープニングからBBが可愛いお尻を見せてくれる。
甘い声でミシェル・ピッコリ扮する劇作家の夫に、「私の足、きれい?」「わたしのお尻、可愛い?」とささやく。
ささやく相手は夫と同時に、私たち観客だ。
もう最初からニヤニヤしてしまう。
しかし、良いことばかりは続かない。とにかくセリフに追いついていけない。
言語明瞭、意味不明というやつだ。
そのうち少し眠ってしまったが、中盤以降はなんとか食らいついた。
BBがそれまでは大好きだった夫を、軽蔑しだすという話。
自分をだしにしてジャック・パランス扮する映画プロデューサーの歓心を買おうとした夫が、突然卑しい男に見えてしまったということか。
うーん、よく分からない。私には荷が重い映画だった。
BBのブロンドと可愛いお尻と、地中海の青い海を眺めてるだけで良しとしよう。
『女は女である』(1963年)
ジャン=リュック・ゴダール:監督
今池・名古屋シネマテーク
突然赤ちゃんが欲しくなったアンナ・カリーナ扮するストリッパーのアンジェラが、ジャン=クロード・ブリアリ扮する同棲中の青年エミールに子作りをせがむ。
しかし、エミールは乗り気でない。
それならばと、彼女は同じアパートにすむジャン=ポール・ベルモンド扮するアルフレードに子作りを頼み込むのだが・・・・
アンナ・カリーナのダラダラした可愛さが爆発する艶笑喜劇。
大笑いするようなシーンはなかったが、クスッとなるシーンがいくつかあり楽しめた。
ベッドで大喧嘩したアンジェラとエミールが、互いに金輪際口をきかないと宣言しあう。
ところが、口をきかないかわりに本棚から取りだした書物のタイトルでなじりあうシーンには笑った。
アズナブールが歌う「のらくらもの」という挿入歌の歌詞がとても印象的だ。
歌といえばアンナ・カリーナの下手な歌が今でも耳に残っている。
https://www.youtube.com/watch?v=kXPtNTw0Hrk
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