いつもなら金曜日の夜はアクション映画だ。
しかし、今夜は見逃しになりそうな1本にした。
1週間の疲れが溜まったうえに仕事帰りなので、途中で寝てしまいそうで不安だったが杞憂に終わる。
下手なアクション映画よりスカッとしたぜ。
2017年11月10日(金)
『女神の見えざる手』(2017年)
ジョン・マッデン:監督
矢場町・センチュリーシネマ
クライマックスで絶体絶命のヒロインがぶちかます一発勝負にしびれた。
金●を蹴りあげるシャーリーズ・セロンもカッコよかったが、金●を握ってから、いっきにひねり潰すジェシカ・チャステインも痛快だ。
ジェシカ・チャステイン扮する孤高の女性ロビイストが、銃の規制法案をめぐって巨大組織の全米ライフル協会相手に大喧嘩をするという物語。
映画という虚構の中であっても、こういうストーリーを作り出したことにまずは感心した。
とにかく喧嘩する相手が全米ライフル協会だ。
オープニングにヨーロッパ・コープのマークが出てきたが、アメリカで資金調達が難しくてリュック・ベッソンに頼み込んだのかと思った。
次に感心したのは、ヒロインが孤高であるということ。
喧嘩に勝つためには敵味方全員を裏切る。
ジゴロ野郎が見せた純情にも、ぐらつくことがない。
予告編しか見てないが、喧嘩するにも「仲間のため」とか「絆」とかいってるアンチャンたちとは大違いだ。
しかし、孤高であることの代償は大きい。
古いヤクザ映画のワンシーンみたいなラストが哀感をさそった。
映画が終わったのが夜の8時15分。
気分がいいので一杯呑みたい。
お腹も空いたので映画館のそばにあるお店に駆け込んだ。
もちろん、中華料理屋だ。
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