これぞインド映画という感じで、3時間たっぷり歌と踊りに彩られ、サクセスストーリーだったり、ラブストーリーだったり、ちょっと不思議ストーリーだったりして、初見でのマサラ上映であったが、とても面白かった。
今回は、宝塚歌劇の公演に合わせての原作映画の再上映、1日限りのマサラ上映という企画だったが、正直その人気を自分は甘く見ていた。ネット予約は数分で完売し、自分はかろうじて窓口販売でチケットを確保した。確保できてよかった。稀有な劇場体験だった。
当日の劇場には宝塚ファンが多く来ているように見受けられ、マサラ上映初参加に手を挙げた人も多かった。
その一方で、ベテランの参加も多かったようだ。4年前の映画ということもあって、マサラ上映の定番にもなっているらしく、盛り上げ方が仕上がっている感じだった。入口で配られたチラシには、初心者から上級者向けに分けての応援ポイント解説が書かれていて、さらにダンス指南のチラシも配られていた。
腕に細いサイリウムを巻いて立って踊っている人もいたし、クラッカー芸人が撃つタイミングも完璧だったし、紙吹雪を高く舞い散らす人の手腕も芸術的だった。そもそも、「紙吹雪10kg用意した」「足りなさそうだから20kg、二日に分けて運んできた」とか、もうベテラン参加者の練度が違う。
多分、普通に観ても面白い映画なんだろうけど、先にマサラ上映を体験してしまうと、それ以外の形態での鑑賞が考えられないな。めちゃくちゃ楽しかった。
(マサラに関する参考リンク)
http://crofune.com/3497/
ログインしてコメントを確認・投稿する