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2017年07月15日21:39

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2017年7月15日付東京新聞・中日新聞の特集 9条、変える?:考える広場に 詩人谷内修三さん  元伊藤忠商事常務高坂節三さん、  元AKB48内山奈月さんの3人の意見が掲載されています。

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2017年7月15日付東京新聞・中日新聞の特集 9条、変える?:考える広場に
詩人谷内修三さん 
元伊藤忠商事常務高坂節三さん、 
元AKB48内山奈月さんの3人の意見が掲載されています。

どうか3人の方のご意見を読んでみて下さい。

個人的には詩人谷内修三さんの意見に感心して同意してます。

◆独裁保障につながる 詩人・谷内修三さん
 私は詩を読むとき、動詞を中心に読みます。名詞(概念)だと言葉の豪華さにごまかされ、何が書いてあるかよく分からないことがありますが、動詞は裏切りません。誰もが「肉体」を動かして「実行」する。そこに「肉体」があるから、ごまかしようがない。しかも、動詞には主語があります。主語を補って動詞を読むと、書かれていることがよく分かるのです。

 昨年、詩を読むようにして現憲法と自民党の改憲案を読み、比べました。現憲法の九条の主語は一貫して「日本国民」です。日本国民が政府に対し、「戦争をさせない」と言っている。ところが、改憲案では次々と主語が変わっています。冒頭こそ主語は「日本国民」ですが、九条の二で「国防軍は(…)国会の承認その他の統制に服する」と主語が「国防軍」になる。「日本国民」の意思が無視されているのです。九条の三では「国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない」と、「国」が主語になる。ポイントは「国民と協力して」です。軍隊は一人ではできない。「国」によって兵隊として使われ、殺し、殺される多数の「国民」が必要なのです。つまり、「徴兵制」が含意されていると思います。主語の変更の中に「国」が「国民」を支配するという思想が表れています。

 安倍晋三首相は、現九条を維持しつつ自衛隊の存在を明記する改正方針を新たに提案しました。それを受け、自民党憲法改正推進本部が議論のたたき台として出した条文案は、九条の二として「前条の規定は(…)自衛隊を設けることを妨げるものと解釈してはならない」としました。現憲法の主語である「日本国民」を押しのけ、条文をさまざまに解釈することを「日本国民」に禁止しているのです。

 誰が禁止するのか。「内閣総理大臣」です。首相が国民の解釈(異議申し立て)を禁止し、権力者として「国」を指揮、監督するということです。この改憲案は単に自衛隊の明文化を狙っているのではない。首相の「独裁」を保障しようとしています。憲法は「国」のためのものではない。「日本国民」である「われら」の、もっと言えば「私」のためのもの。私はそれを「内閣総理大臣」などには渡したくないのです。

 (聞き手・大森雅弥)

 <やち・しゅうそ> 1953年、富山県生まれ。福岡県在住。詩集『The Magic Box』など。昨年出版された『詩人が読み解く自民党憲法案の大事なポイント』(ポエムピース)が反響を呼んだ。


元サイト:http://www.chunichi.co.jp/article/feature/hiroba/list/CK2017071502000236.html

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