国を愛する愛し方というのは、ひと通りしかないと思いこんではなりませんわな。人間は十人十色です。戦争に協力するばかりが愛国心ではない。政府に協力するばかりが愛国心ではない。反対するのもまた、愛国心の然らしむるところです。戦争に向かう人間たちの
あなたにとって一番大事なものは何でしょう。それは、金でも地位でもなく、命だと思います。わたしたちには、金で買うことのできない尊い命が与えられています。その尊い命をどのように使うか、これが生きるということだと思います。(三浦綾子 『小さな郵便
大体将棋というものは、大駒ばかり大事にしていては駄目で、お互いの駒の欠陥をカバーし合うこと、特に「歩」という弱い駒を大事にする ことが肝要なのだそうだが、つくづく人間社会のあるべき姿を思わせられるというものではないか。(三浦綾子『孤独のとな
わたしたちは、自分の罪を計る物差と、人の罪を計る物差と、二つを持っているとわたしは書いた。自分に都合のいいはかりを持っている。これが自己中心のあらわれである。この自己中心が罪のもとだと、わたしたちは教えられている。自分中心にものを考えること
仕事という字を見てみよう。仕(つか)えると事(つか)えると、二字とも、まさしくつかえると読む。仕事とは、つまり仕えることなのだ。働くという本来の字も見てみよう。にんべんに動くと書く。人のために動くこと、それが働くということなのだ。 わたしたちに
<自由な人とは、いつも死の覚悟ができている人である>(ディオゲネス) 正にそのとおり。私たちが真剣に何かしようとする時、それを阻むのは、命に危険が及ぶの
人間という者、実に弱い存在である。駄目な人間だとか、お前には才がないと言われると、自分でもそのとおりだと思いこみやすい。また、ひとことでもほめられると、今までは、自分はつまらぬ人間だと思っていた者が、急にめきめきと力を発揮したりする。(三浦
三浦綾子東京中野読書会のご報告2016年初めての読書会のレポートです。課題図書は『千利休とその妻たち(上)』でした。読書会は通常は午後2時から4時くらいまでなのですが、今日は『銃口移動展』の打ち合わせを午後1時からしました。詳細はこれから詰めてゆ
「北森上等兵、おれはね、恥ということは、捕虜になることなどではないと思う。人間として自分に不誠実なこと、人に不誠実なこと、自分を裏切ること、人を裏切ること、強欲であること、特に自分を何か偉い者のように思うこと、まあそんなことぐらいかな。」(
(星野)「ほんとに、山の花というのは、人が見ようが見まいが、まったく関係なくきれいに咲いていますね」 (三浦)「ねぇ、それがすごいでしょう。人間は見られるとこばかりきれいにするのに。」 (三浦綾子・星野富弘『銀色のあしあと』)
生きるということは、私は悲しみや苦しみに耐えることであると同時に、平凡な日常を切り捨てずに、深く大切に生きることであるとも思う。 退屈なことのくり返しに耐えるというのは、実は大きな発見への一つの道だと思う。(三浦綾子『この病をも賜物として』
私たちは、自分で自分を捨ててはいけない。神が与えてくれたこの自分を、自分が愛さないで誰が愛するであろう。多くの可能性を秘めたこの自分を、より愛して生きようではないか。(三浦綾子『明日のあなたへ』)
いままでふり返ってみて、大きな不幸と思われることが、実は大切な人生の曲がり角であったと思われてならない。(三浦綾子『生きること思うこと』)
自分の心を、全部思ったとおりにあらわしたり、文に書いたりすることは、大人になってもむずかしいことだよ。しかし、口に出す以上にわかってもらうように話をしなければならないだろうな。わかってもらおうとする努力、勇気、それからもうひとつたいせつなも
自分は賢い。自分は思慮ぶかい。自分は慎重だ。自分は用意周到だ。と、すべての面で、わたしたちはやっぱり自分の力を信じている。過信している。(三浦綾子『生きること思うこと』)
「みんながしとるもん、みんなが着とるもん、みんなが使っとるもん、みんなが言いよったら、悪いことまでせんならんようになるわ。みんながしとっても、ええことはええ、あかんことはあかん。」(三浦綾子『ちいろば先生物語』)
『人間というものは、毎日試されて生きているようなものですね。先生はそうお思いになりませんか。さまざ まな問題にぶつかって、思いもかけない自分の姿を見なければならない というのが、私にとって人生のような気がします。」(三浦綾子『雪のアルバム』)
獣でさえ人間の言葉を知るのであれば、人間同士なら必要限度の言葉は分かっていいのかも知れない。問題は、相手の心に自分の心を通じさせる意志であり、わかりたいと切望する思いが、あるかないかである。(三浦綾子『忘れえぬ言葉―私の赤い手帖から』)
愛は単に男女の間にだけあるものではなく、親子、兄弟、友人、隣人、知人、様々な人と人との間、それぞれの関係の中にある筈だ。そしてその愛を育てるためには、積極的な親切や、働きかけも必要だが、じっと忍ぶという、忍耐心も愛を育てるものなのだ。(三浦
今までに地球上にどれだけの数の人間が誕生したのか、誰も数えることができない。が、一人として同じ人間が誕生していない。生まれた者すべてが、地球始まって以来、全く新しい存在なのだ。自分と同じ人間が一人もいないということ、そのことだけでも真面目に
いかなる人も、むなしさを感じる時がある。が、その時こそ、静かに立ちどまって考えるべきなのだ。ある人はいった。「むなしいというのは、自分の生き方がまちがっていると鋭く直感している証拠である」本当だと思う。(三浦綾子『ひかりと愛といのち』)
何十億の人に、かけがえのない存在だと言ってもらわなくてもいいのだ。 それはたった一人からでいい。 「あなたは、わたしにとって、なくてはならない存在なのだ」 と言われたら、もうそれだけで喜んで生きていけるのではないだろうか。 (三浦綾子 『三浦
大変なことだよ、愛するとは。何しろ、自分の一番大事なものを他にあげるのが真の愛だそうだよ。(三浦綾子『続・氷点』)
「涙と汗は人のために流せ」わたしが、旭川大成小学校の何年生の頃であったろう。高等科のクラスに、この言葉がいつも掲示されてあった。わたしはその教室の前を通る度、この言葉に共感を憶えた。そして後に「氷点」を書いた時、この言葉をつかった。(三浦綾
【写真展のお知らせ】今週末から東京で私の知人が写真展を行いますのでご案内をさせていただきます。お忙しいとは思いますがもしお時間ございましたら是非お出かけくださいm(_ _)m榎本 淳「Train Hokkaido」 鉄道風景写真展期間:2016年2月5日(金)〜2月11日