mixiユーザー(id:8666179)

2017年06月06日22:30

365 view

《2017山口3》真相回天

6月5日(月)
早朝の投宿先、ベッドサイドのラジオから生島ヒロシの声が聞こえてくる。
自宅と同じルーティン。
この日、生島ヒロシの『おはよう一直線』はめでたく5,000回を迎えての記念番組。
ハワイからの生中継という企画だったが、時差たっぷりの放送にちょっと違和感。
その放送の中で、「アメリカ人が一番行きたい国内観光地がハワイなんだ」と語っていた。

まだ行ったこともないハワイ・ホノルル・ABC。
常夏のリゾートが苦手なおいら。
ハワイ行くなら、太平洋戦争開戦の地、パールハーバーを訪ねたい。

人生あるうちに一度は行きたい、否、行かなければならない場所がアウシュビッツ。
これは本心。
人間というものが、どれほど愚かで恐ろしいかを、未だに勉強中なおいら。楽しみばかりが旅ではない。
広島、長崎、沖縄、鹿児島・知覧、そしてこの日の大津島。

フォト
徳山港からフェリーに乗って45分船
朝7時40分出航の乗船客はたった3人。
途中、一ヶ所寄港し、終着の馬島港で3人が降りる。
おいら以外の2人は、あとで記念館の受付で出会うことになる。島の職員だったようだ。

美しい瀬戸内の海。
しかし、ここには赤黒のカボチャもネオンきらめく銭湯もない。
フォト
《回天記念館》
映画『肉弾』は、おそらくおいらのベスト邦画トップ5の作品。
他にも『出口のない海』や『真夏のオリオン』、ドラマ『僕たちの戦争』、さらにはNODA/MAP『逆鱗』の題材が、この人間魚雷と呼ばれる人間史上最悪のへなちょこ特攻兵器・回天。

フォト
回天を知るために、先月予習をしてきた靖国神社。
ここの遊就館には、唯一、現存の回天が展示されている。
フォト
たまたま第四蒐が満印となり、靖国神社で御朱印帳・第五蒐を求めたが、右翼という思想に極めて嫌悪を感じるおいらにとって、いささか後悔の念を感じる選択だった。
だからといって、左翼という思想にさえ、拠り所を見出せないおいらだから、センターラインを気楽に生きていく。誰にも影響を受けないまま。

フォト
港から小高い丘を上がって10分程度。
『地獄の坂』を登り、正門を抜けると石道の脇には「烈士石碑」が迎えてくれる。
鐘楼を撞いて祈りを捧げ、記念館へ足を踏み入れた。

昭和6年、満州事変から刻一刻と世代の変化を伝えるパネル。
映像ルームでは、回天の生き証人が当時の訓練や、海底に沈んでいった同期の桜たちの思い出を語る。誰ひとり、軍部への不満など一言一句も漏らさない。(たとえ漏らしたとしても、映像には残らないだろう。まるで、現代の文科省役人たちのように。)

フォト
瑞穂の国が礼賛されていた戦中。籠池も安倍も稲田も、この時代が大好きだ。
まるで知覧特攻平和会館で感じたものと同じ"否定的”な感覚で檄文や血判を眺めていた。
神風特攻隊や回天特攻隊への英雄視。
"烈士”という二文字に対して、持ってはいけないメタファー。
自爆テロの連中と同じじゃないのか?

識者は言う。
自爆テロは無差別に一般人を殺戮する。
特攻の相手は軍人、そして舞台は戦争。テロとは違う。

果たして、そうなのか。
知覧もそうだったし、ここ大津島でもそうだった。
広島、長崎、沖縄とは風景が違う。
軍人だって、少し前までは誰もが一般人。
誰かが「お国のため」「アッラーのため」「天皇のため」とマインドコントロールを施し、自らの命とともに、他人の命を奪い去る。
死ねば「靖国で会える」「永生を得られる」「●●、バンザーイ」・・・アホらしい。
何がアホらしいって、人間魚雷なる自爆兵器を使って『わが国を守る』などという思想がアホらしい。
竹やりを使ってB29を叩き落す、隣組の組長さんの本気度のほうが微笑ましい。

生存率0%、敵艦への命中率2%。
こんな兵器を考え、中枢部に何度も進言し、その開発が認められるや否や、試験航走中に一番手で事故死した中尉。
フォト
「命を惜しんでいる余裕など我々にあるのですか?」(佐藤秀峰『特攻の島』)
彼の存在が、この記念館では一番の英雄である。
徳山で買った乗船券は往復のきっぷで売られている。
しかし、回天に乗った19歳や21歳の若者は満面の笑顔と責任感で、−まるで新興宗教のようなマインドコントロールに遭ったことも知らないまま−片道切符を持たされる。

彼らにはきっと罪はない。ちっとも罪はない。
罪は、多くの罪は、常に偉い人たちの非常識で独りよがりなところにある。
組織を守るために、己を捨てる偉い人々。とばっちりを食うコネも地位もない普通の人々。
昔も今も、なにも変わらない。

フォト
島のトンネルを抜けると、そこは魚雷試験場。
回天に乗った特攻隊は、一撃必中を果たすため、この地で地獄なみの訓練を施される。
お国のため、お国のため。

フォト
海はもとより、風そよぐ小山も爽やかで心地よい。
頂上に上がると、主張の見えないモニュメントが微動だにせず佇んでいる。
誰もが温厚で、お互いのことを大切にして、どんなことにも怒らない人たちだけなら、決して戦争なんて起きやしない。でも、そんなこと夢のまた夢。

昭和19年、そして昭和20年。
この時代が二度とこないようにと70年間、愚直に、或いは愚鈍に守られてきた憲法第九条すら、その存在が危うくなってきた。
だからといって、おいらは何もしない。
戦争の不幸を知ることで、生き方に、より味が出る。

たいしたことはない。
本当にたいしたことはない。



■キレる上司や部下に負けない! “怒りのプロ”がテク披露
(AERA dot. - 06月06日 11:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4607212
21 26

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年06月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 

最近の日記

もっと見る