就任から二ヶ月半が経ち、
いよいよ怪しくなってきたトランプ大統領。
イスラム諸国からの入国規制は、
ことごとく連邦裁判所で違憲と判断され、
ほとんど公約は、なにも実現できていない。
ここに来て、さらに公約の超目玉の一つだった
医療保健師制度改革であるオバマケアの代案も
与党共和党の一部が反対に回り、否決される可能性があったため
議決前に取り下げてしまった。
さらに、法人税などの大幅減税策も、同じように議会の承認が
得られそうもない雲行きになった。
株価高騰を支えてきた、景気対策への期待が萎みはじめたため、
アメリカの株式が連日値下がり続けている。
ビジネスマンならぬセールスマン大統領のセールスポイントが
無くなったら、レームダック状態におちいりかねない。
日本では党議拘束で、安倍首相に逆らう自公議員はいないが、
アメリカ議会は、たとえ与党であろうとも、駄目なものは駄目と
是々非々できっちり対応している。
その点、日本よりも議会制民主主義が機能してるのかも知れない。
盟友、安倍首相は、トランプ大統領を八方塞がりに追い込んでいる米国議会を、
太平洋をへだてて、どう眺めているのだろうか。
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