日経新聞の映画紹介記事にこんなコラムがあった。
「『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』・・・、最近はやたらと説明調子の副題がはやりになっている。説明を加えないと作品に自信がないのだろうか。昔の名作には、あっさりとした邦題が輝いていた」・・・云々。
新聞を捨ててしまったので、そのあとに加えられていた"あっさりとした邦題”をここには記せないが、『慕情』『望郷』『鳥』などが書かれていたと記憶している。
記事筆者が漢字1文字、2文字の作品名を並べただけのようにも思えたが、"しつこい邦題”のナンセンスさは同感。
たとえば、こんな作品↓

映画レヴュー
017『ショコラ 〜君がいて、僕がいる〜』★4.
ジョニー・デップ主演で同名の作品(2000年)があるので、副題を付するのもしかたがないが、それにしても関西系の売れない芸人ギャグのような〜君がいて、僕がいる〜とは、書いていて恥ずかしい。
『最強のふたり』なオマール・シー主演とあって期待度大だったのだが、ショコラの生き方に共感が得られない。
奴隷としてサーカスの見世物にされていたのだから、トップスターとなった彼の選んだ道に間違いはない。映像として捕らえるから、違和感が生まれただけだ。
彼の生き方は彼が決める。それが、どのような結果であったとしても。
それだけに哀しくもどかしいラスト。
本来なら感動作なのに、どうして★4?
→共感を得ることができない哀しいおいらへの減点。
018『素晴らしきかな、人生』★2.
映画ファンなら誰しも思うことをあえて書く。
さらに云えば、『素晴らしき哉、人生!』が、自分にとってライフベスト級マスターピース。
何を思って、この詐欺的邦題をつけたのか。
それほどの自信作か、はたまたAVのように題名だけで観客をとりあえず誘い込むパターンなのか。
結果は後者。
本作を鑑賞しながら、頭の中では『素晴らしき哉、人生!』の名シーンの数々を思い浮かべている始末。
はっきりしない主人公の転機と、仲間3人サイドストーリーのあやふやな収束。
とはいえ、感動できる結末が残っている。
詐欺的邦題でなければ、★2の低評価はもう少しアップしていただろう。
でもね、『風と共にさりぬ』とか『ローマの祝日』とか、それとも『率業』とか。
そんな映画が公開されるようになったら世も末だよね。だから、絶対にダメ。
016『ホワイトリリー』★2.
おいらにとって、にっかつロマンポルノは高校生時代の友だった。
東映まんが祭りが終わるシーズンになると、鹿島田東映の裏口からちゃっかり入り込んだり、アルバイト先のパチンコ屋からいただいた招待券で堂々と入場したりで、山本奈津子や竹田かほり、そして"ポルノ界の山口百恵”原悦子たちの桃尻に奮起した。
ロパンポルノ生誕45周年という中途半端な節目を記念して製作された『日活ロマンポルノ・リブート』、最終作にして初鑑賞。
園子温が観たかったのに、レイトショーみたいな夜公演が苦手なので、時間が見合った本作に飛び込んだ。
監督はおいらの趣味セレクションにはないホラー映画の名匠・中田秀夫監督。
40年前ぐらいのビニ本モデルのようなおばさんと、オークラ映画に御用達されそうな3流ぐらいな女優のレズ映画。なんじゃい、これは
にっかつロマンポルノ自体、あたりはずれの幅が大きかったが、リブートもそうなのかもしれない。あと4本、鵜の木あたりで公開してくれれば観に行くのに。

最低映画を決めるラジー賞発表!『バットマン vs スーパーマン』が最多受賞!【第89回アカデミー賞】
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=4450581
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