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2017年02月14日23:07

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ファースト・バレンタイン

来年のバレンタインデーのために。
もう、この歳でバレンタインって何よ(爆)と嘆くなかれ。
果たして娘さんたちから、どんなチョコをいただけるのかと、金正男が毒殺されたニュースを見ながら一日千秋の想いで待っているのに、ひとりは「明日ね」、ひとりは未だ帰らず、ひとりはそういえば独り暮らし中。

とりあえず、GODIVAのスクエアチョコ72%を1枚手元において、バレンタイン人生を振り返る。
たいしたネタもない日は、こんな感じで作文の訓練を欠かさないペン

学生時代は、これでも朝から晩までどきどきの一日を過ごしたもんだ。
ビジネスマンになって、お蔭さまでOLちゃんたちに囲まれる毎日だったので、それなりのチョコレートを仕入れることができて「幸せの2月14日」、文字通りハッピーバレンタイン。
困ったことに、社交辞令が通じないおいら(←私)なもんだから、たとえ相手が義理チョコのつもりで渡したとしても、こちとら本気モード。
2月14日から1ヶ月あまりはブイブイ月間(自称)だったころが懐かしい。

自分にとって初めてのバレンタインは11歳。
甲子園球場、7回裏のスタンドに落ちているしぼんだジェット風船を股の間にぶら下げていた時期だった。
小学校5年のころ、ブラックなイエ電に電話が掛かってくる。
猫「渡したいものからあるから、山に来なさいよ」
命令形である。
府中競馬場で買ってもらった馬プリントのトレーナーを着て、徒歩3分、標高26mぐらいの小さな山を登ると、慰霊塔の下で彼女が、赤くて小さな箱を手に待っている。
猫「これ、チョコとペンダントね。ペンダントは、明日学校にしてきてね。してこなかったら、黒板にこのことバラすからね」
命令形である。

チョコレートはありがたくいただいたが、困ったのはブロークンハートのネックレス失恋
彼女とおそろいで、2つ合せるとリアルハートになるやつだハート
家族に隠れて試しに着けてみたが、当時から首の太いおいら。
慣れない手つきでホックを締めると、グゲェツと首が締まるげっそり
チェーンがものすごく短いのだ。 たとえて言うなら、GカップのバストにAカップのブラをつけた感覚だ。

息が詰まる前に、必死になってホックを外そうとするのだが、これが外れない。
いかんせん、自他共に認める不器用さ。
たとえていうと、ブラのホックが外れなくて焦る(略)

とはいえ、翌日の学校にしていかなければ、黒板に2人の関係がばらされてしまうのだ。
間違いのないように書いておくが、ご本人にばらされるのだ。
昭和の加藤紗里、ここにあり。
初めてチョコレートをもらった喜びよりも、チェーンの短いネックレスをいただいたパニックが先立って、たぶん、その日は落ち着かない夜を過ごしたに違いない。

1975年2月15日。
いつもは始業チャイムが鳴る3分前に自宅を出ていたのだが、この日は7分前に小学校へ向かう。通学路沿いのアパートの陰に身を隠し、短いチェーンのネックレスで首を絞める。
今日一日、−といっても、幸いにしてこの日は土曜日だから半日−は、呼吸困難となるが、これも彼女のためだ、仕方がない。

教室に着く。
早速、おいらを見つけた彼女が寄ってきて、
猫「ふっ、お揃いねハート」
蟹座「あ”っ〜、あ”っ〜」
首が絞まっていて、出てくるのはダースベイダーのような深い息ばかり。
ハイネックなんてなかったこの時代、つけていたネックレスはすぐに悪友に見つかり、クラス中に伝わることになる。
なんじゃい、ネックレスをしようが、しまいが、どうせバレるじゃん。
→『朝三暮四』という故事成語を、小学校5年生で知る。やはり神童(自称)だ。
ちなみに、彼女はとっくりのセーターを着ていやがるので、女子たちにバレていない。
ずるいじゃんね。

結局、1時間目。
ブタ「どうした、オスカー少年(←おいら)、顔が青いぞ?」
というSG先生のひと言で、ネックレスを外すことができた。
息が詰まるほど、ネックレスに押されて。
忘れもしないこの記憶を、飲み会のたびにご本人に(感謝を込めて)話すのだが、
猫「そんなことあった〜?ネックレス渡したのは覚えているけどね指でOK」
こちとら、バレンタインデーが来るたびに首が絞まる。



ハート達(複数ハート)男子が「バレンタイン滅びろ!」と思う瞬間ランキング
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=45&from=diary&id=4431399挳
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