ありがたいことに、行きたいと思っていたところ(或いは、その近辺)にお誘いが掛かり、次々と念願が叶っている。
所詮、小さなことでも幸せに感じてしまうし、あらゆることを受け容れながら感謝の言葉を発してしまう「雨ニモ負ケズ型人間」だから、念願といってもイチローや錦織圭が子供のころから抱いていた“壮大な夢”には遥か遠く及ばないし、及ぶつもりもサラサラない。
一人ひとりが、それぞれに持っているMy Life.

より

が良いに決まっている。
で、今日の感謝。
スポーツ用品ショップ《ゼビオ》の創業者、諸橋廷蔵氏が何かの切っ掛けでダリを蒐集し、そのコレクションを猪苗代の僻地に建てた個人美術館で公開を始めたのが1999年のこと。
猪苗代にはスキー旅行で何度か訪れているが、リステル猪苗代なるスキー場にはモーグルコースがあって、若かりし頃、そのコースに迷い込んだおいらはコース中20mほど滑落し、顔じゅう血だらけになった鬼門の地。
二度と行くまいと、あの頃は誓っていた。
そもそもこの美術館はスキーシーズン中は閉館しており、たとえダリであっても冬に鑑賞することができない。
今季も開館は4月20日から11月30日までの7ヶ月あまり。
極めてハードルの高い美術館なのである。
先月、六本木で公開中のダリ展で当美術館マスターピースの何点かが貸し出されてはいたが、遺された所蔵品だって魅力的に違いない。
投宿先の郡山からレンタカーを駆って、8時30分スタート
オープン5分前に到着し、一番乗りでイン・ミュージアム
《諸橋近代美術館》★5.
池を湛えた外観だけでも観る価値がある。
作品はダリ中心、しかも絵画よりも彫刻に多くのスペースを割いている。
↑マイベストは『ダンス(ロックンロールの7つの芸術)』(1957)
祝日につき混雑を覚悟していたが、あいにく粉雪舞うロケーションにあって、入場客は数える程。
おいらの次に入ってきたご夫婦ときたら、まるで逆オスカー夫妻のようで、ご主人たら美術館に入ったとたん、先頭でじっくり鑑賞中のおいらをピューマのように抜き去り、ちびくろサンボのトラ並みのスピードで展示室を駆け足で過ぎ去っていく。
彼の背中は「早く温泉行って酒飲むぞ

」と語っている。
嗚呼、“走る美術館旦那”を猪苗代に観た。
あとに続く奥さんが、とても困った、それでも諦めきれない顔つきで1点1点を急ぎ足で鑑賞している姿を見て、陰ながら声援を送る。

「よくあることさ。負けるな、奥さん

」
コレクションには印象派や近代絵画の作品も数点ほど展示されている。
“走る美術館旦那”にとっては、目くそ鼻くその部類だけど。
シスレーが描いた『積み藁』。
盗作ではない
展示室は全部で「6」。
平屋建てなので1時間もあれば充分鑑賞できる。
せっかく来たので滞在時間90分。
映像コーナーでは当然のように映画『アンダルシアの犬』が無限ループ上映されていた
もちろん、観た

★5.
ホールの長椅子では走り回って疲れ果てた“走る美術館旦那”が、とろけたチーズのようにゆがんで寝そべっている。
まるでスペインの表現者のように
■【社会人意識調査】今日、誰かに「ありがとう」と言いましたか?
(TOKYO FM + - 11月23日 12:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4307610
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