先月20日に訪れた金沢21世紀美術館のレポート(その1〜2)では、コレクション展「Nous ぬう」について書いた。
同展の中に鴻池朋子の作品があったが、彼女について私は触れなかった。
しかし、鴻池の作品は何処かで観ているという記憶があって、気になっていた。
8/26(金)の静岡新聞文化・芸術欄に、彼女の特集が載ったので、コピーを貼り付けておく。
金沢で観た中に、この作品もあった。タイトルは《風が語った昔話》。
新聞記事はモノクロで、描かれている世界が見えにくいので、ネットから探し出したカラー写真を併せて添付しておく。
記事にも書かれている通り、パッチワークで縫い込まれているのは、ミミズみたいなものから魚や植物,動物,人間、更には宇宙へと流転していく世界の拡がりである。
今回の展示作品は民俗的な味わいが濃厚で、この新聞記事のタイトルであるポップアート的な性格は全く窺えなかった。
その為に、過去に観た彼女の作品を想い出す事ができなかったのだ。
記事によると、東日本大震災と原発事故を経験し、鴻池は大きく変化したらしい。
私が鴻池作品を何処で観たのか、いろいろと振り返ってみたのだが、まだ想い出せずにいる。
我がmixi日記を検索してみたが、残念ながら鴻池の名前は出てこない。
鴻池の個展ではなく、ある企画の中で彼女の作品も1〜2点挙げられていたのだと思う。
よく観ると、《風が語った昔話》の中段で、人間とオオカミの合体したような生き物が現れている。
これの源流は2009年の襖絵《シラ〜谷の者 野の者》だろう。
鴻池のオフィシャルサイトに作品写真があった。
http://tomoko-konoike.com/detail/fusuma_paintings/3.html
この画像は拡大もできるし、前後の作品に移動する事もできるので、試して頂きたい。
私が観たのは、多分この作品である。
しかし、東京都現代美術館か森美術館か東京オペラシティ・ギャラリーアートか、はたまた、クレマチスの丘のベルナール・ビュフェ美術館か、あいちトリエンナーレ2013か、何処でだったかは、未だに判然としない。
この頃の作品は、イラストレーションに近く、ポップアートとも確かに親近性がある。
鴻池朋子の大きな変化には、興味を惹かれる。
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