嵐のCMをようやく観ることができた。
「2日休めば10連休

」
休みなく働くスーパーアイドルに告げられてもぴんとこない。
で、おいらはどうやら7連休。
どうせ毎年のGWと同じように、どこへも出掛けることなく、E電に乗ってフラフラして過ごすだけだ。
誰か、遊んでくれ
どこの人脈からなのか、一部上場企業様から会長逝去の報に接し、「社葬に参列賜りたい」との丁寧な書状が届く。
13時からの葬儀に対して「12時30分までには来ていただきたい」と、注文の多い招待状。
時間通りに会長の菩提寺に着くと、黒服をまとった社員たちが、駐車場に、寺の正門に、そして参道にと、働きアリたちのように群がっている。
社葬なるイベントには数回参列させていただいた経験があるが、今回はマイ・ギネス級の盛大さ。
おいらに招待状を送りつけた所長さんも、参道の列に直立不動して、参列客を見逃すまいと睨んでいる。
おいらを見つけるやいなや、駆け寄ってきて「お忙しいところ、参列いただきありがとうございます」と丁寧な御礼と、受付までの案内を駆って出る。
本当に忙しければ、来ない
そう言ってやろうかと思ったが、雰囲気がそうさせない。
下足番から、クローク、そして広大な本殿。
居並ぶ一部上場社員たちが、株主総会のそれよりもテキパキと働いている。
《社畜》。
そんな2文字が浮かんできた。
定刻。
500人ぐらいの参列者で埋まった本殿で、6−7人の見習い坊主を従えた貫首の読経が始まる。見事なハーモニーである。
太鼓や鐘をじゃらじゃら鳴らし、誰も寝てはならぬと言わんとしているのか。
弔辞には故人の生前を偲ぶ、スキのない見事な文体のメッセージ。
弔電を紹介したあと、葬儀委員長の挨拶と、喪主の謝辞。
後方に控えたおいらを含む参列者は、坊主の読経で船を漕ぎ、委員長挨拶のあたりでは、腕時計をチラホラ眺めるもの多数。
不謹慎ながら、それが本音。
お会いしたことはもちろん、話すらしたこともない在界の重鎮。
そもそも、遺影を眺めた時が初顔合わせ。
故人だって、「お前、誰やねん」と思っていることだろう。
中段から後方の300人は、おそらくそんな縁遠い参列者だったのかもしれない。
友人知人の葬式には多くの感動を残しながら、後ろ髪引かれる思いで葬儀場をあとにするものだ。
社葬って、なんだろう。
80分、葬儀場に閉じ込められながら、寺のしきたりに則ってイベントを消化していく滑稽な葬式を眺めていた。
ご焼香を済ませ、出口に急ぐ参列者たち。
ロビーでは、社員たちが下足札をテキパキと捌き、ハイヤー送迎にミスなきようインカムつけて連絡を取り合っている。見事なチームワークである。
《社畜》たち。
却って、与えられた仕事に対して、迷うことなく真摯に行動する彼らが立派すぎて、おいらの漫然さが恥とすら思えてきた。
こうやって、サラリーマン社会の常識が作られていく。
都合、120分。
多くの参列者を集めるよりも、近しい人たちだけで偲んでもらいたい。
故人は、そんなことを願ったのだろうか。
それとも、数の力。
戦後60年間、粉骨砕身働いてきた集大成をこのように飾るのが、サラリーマン戦士の戦勝歌なのか。
社葬というたいそう立派なイベントに参列させていただいたお陰で、ちょっとひねくれの日記となりました。
合掌。

GW、2日休めば10連休 実現できる人はどのくらい?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=3911944
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