日帰り旅行の日曜日、春日大社で七草粥を伏見稲荷でいなり寿司と縁起物を二品食べたあとで、罰当たりな人食い映画を2本見てきた。
2016年1月10日(日)
『八仙飯店之人肉饅頭』(1993年)
ハーマン・ヤオ:監督
京都河原町・立誠シネマプロジェクト
ハーマン・ヤオ監督、アンソニー・ウォン主演による狂気の香港映画。
マカオの料理店で実際に起きた一家皆殺しの大量殺人事件をモデルにした作品。
一家のなかには、年端のいかない子どもたちもいる。
幼い子どもたちをアンソニー・ウォンが肉切り包丁で次々と惨殺していく。
ホント、久しぶりに無茶苦茶な映画に出会った。
アンソニー・ウォンを追いつめる警察の面々も異常だ。
捜査部長のモテモテぶりが妙におかしい。
彼は登場するたびに毎回違う美女と腕を組んで現われる。
美女たちに色目を使う男性刑事たちと、浮気性の捜査部長に惚れてしまった女性刑事とのやりとりが大笑いだった。
しかし、そんなとぼけた刑事たちだが捜査となると一変する。
今ならアムネスティに訴えられるような不当捜査の連続。
はたしてその顛末とは・・・・
そういえば、冬のなってからまだ一度も肉まんを食べていない。
“人肉饅頭”のシーンが出てきたが、不思議なことに肉まんを食べたいという気持ちが、ぶれることはなかった。
『グリーン・インフェルノ』(2015年)
イーライ・ロス:監督
京都河原町・立誠シネマプロジェクト
南米の密林に不時着したアメリカ人学生の環境保護グループが、食人族に襲われるという映画。
捕らわれた学生たちの中で、小太りの男性が最初に食われてしまう。
目をえぐられ、身体はぶつ切りにされてしまった。
このシーンを見て、何があってもマグロの解体ショーは見まいと誓った。
人びとが解体ショーのまわりでワサビと醤油の小皿を手にし、舌なめずりしながら刺身を待っているというのは、本作のこのシーンと同じだ。
キワモノと思っていたが、かなりガツンとくる映画だった。
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