「三日三月三年」
この言葉はわたしが初めて就職する時に親父から教えられた言葉である。
“三日我慢すれば三ヶ月は耐えられ、三ヶ月耐えられれば三年は持つ”
兎に角我慢して働いてみろ、ということだった。
去年はいくつもの忘年会に参加して多くの旧知の人と再会した。
そのなかで気になることがあった。
彼らの子弟の何人かが就職して数ヶ月で退職したことだった。
わたしは「三日三月三年」という言葉に従って働いた。
現代っ子は我慢が足りないんじゃないか?
ひ弱なのか?
が、散々苦労させられた自身の就職戦線を思い出した。
雇う企業側もじっくり育てる気がなく、使い捨て感覚で雇用する場合も多々ある。
今の就職戦線はそんな企業にでも就職せざるを得ない買い手市場である。
今の日本は仕事上の技や知恵が引き継がれていないのではないかと思う。
若い人たちには一度や二度の挫折は貴重な経験だと思い、何度でもチャレンジしもらいたい。
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