細田守監督のNHK密着取材の回を見た。
番組の見せ方が、ジブリ関係の回とほぼ同じで、芸が無いなぁと思った。じっと机に向かうことが主なアニメ監督の取材なら、そうなるしかないか。
ジブリ取材の時は、震災だとか、親子の確執だとか、面白エピソードがあったんだけど、細田守回では急に一部シナリオを変更した、くらいのエピソードしか無かった。まぁ、バケモノの子は制作が順調だったってことか。これまで同番組のジブリ回が毎回面白かったのは、番組制作の真摯さゆえかと思っていたが、むしろ宮崎駿や鈴木敏夫本人が面白いってだけだったのかもしれない。
細田守ファン的には、ハウル降板のことを公に口にしていたのが見どころだった。
当時、2ちゃんねるの細田守スレに「ジブリをクビになった」という関係者らしき者の書き込みがあって、ちょっと盛り上がったりしたのを思い出す。その原因については、細田守のコンテが全然進まなかったとか、ジブリの古参から余所者扱いされて孤立したとか、生々しい話はあったが、もちろん本当のところは分からなかった。この話については、アニメスタイルサイトの本人インタビューが一番確度が高いと思われるが、当然一方だけの視点だ。
今回の番組で細田守が語ったのは、絵コンテに行き詰った、周りに相談しなかった、全部自分のせいだ、ということで、これまでの情報とそう大差は無い。そりゃ、公に言えるのは自分が悪いということだけだろうな。どこかのインタビューで読んだ鈴木敏夫の「細田君にはかわいそうなことをした」という言葉の裏事情を知りたいと、ずっと思っていて、でもやっぱ無理かなぁ。周りに相談しなかったってのが、相談できない環境だったってことじゃないか、とか、原画をアニメーター仲間に先に発注して、ハウル制作中止の結果、金を払えなくなって、もうこの業界に居られないと絶望した、みたいな噂話の本当のところを知りたいんだけどなぁ。
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