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2015年07月16日01:45

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映画日記 『踊るアイラブユー♪』

2015年7月15日(水)

『踊るアイラブユー♪』(2015年)
マックス・ギワ&ダニア・パスクィーニ:監督
矢場町・センチュリーシネマ

先日見た、『ハイハイ3人娘』と同じような、唄入りの歌謡映画ならぬ、ポップス映画。
小林克也の「ベスト・ヒット・USA」世代には、とてもグラッチェな映画だった。

舞台は、海がきれいなイタリアのリゾート地。
3年前、この地で、イケメン男と灼熱の恋にときめいた英国女子大生が、再び舞い戻ってきた。
思い出の地で、母親が亡くなった今となっては、唯一の肉親である姉の結婚式に列席するためだった。
ところが、姉のフィアンセに会って、妹は愕然としてしまう。
紹介されたフィアンセは、3年前の元カレだった・・・・・

という物語を彩るのは、70年〜80年代の洋楽ヒット曲。
いずれも、一度は耳にした曲だ。
メロディに合わせて、指でリズムをとってしまった。

ところで、本作を見ながら思いついたことがある。

男と女の関係において、最終的な決定権を持っているのは、女性である。
“原始、女性は太陽だった”というフレーズがあるくらいだ。
所詮、男という生き物なんて、太陽神の女性の回りをグルグルと回っている惑星みたいなものだ。
たとえば、『卒業』が良い例だ。
惑星のように、女性=太陽のためにちょこまかと行動を起こしたのは、ダスティ・ホフマン。
彼の絶叫に、決断を下すのは、キャサリン・ロスだった。

ところが、本作『踊るアイラブユー♪』は、ちょっと違っている。
男と女の間で、先に行動するのは女性なのだ。
そして、私の見方では、最終的な決断を下すのも女性だった。
という、どうでもいい思いつきの感想。

この後、大須の居酒屋で、関東の地酒「神亀」をいただいた。
美味い!!!!
普通の酒だったら、猪口の3杯目あたりから、味なんかどうでもよくなり、いわゆる酔っ払いモードに突入してしまう。
神亀は大徳利の最後まで、香りと旨味を味わうことができた。
名酒だ。

そのまま、大須の中心部に突入してみた。
40年近く前、大須にはいくつもの映画館が営業していた。
忘れもしない、『仁義なき戦い』の第1作は大須で見ている。
中山ラビの歌で「人は少しずつかわる」という好きな歌があるのだが、人だけなく「街」も少しずつ、変わっていくものらしい。
私が通っていた頃の大須は、家具店と吊るしの背広屋が軒を連ねるオヤジの街だったが、今は若者の街へとすっかり様変わりしていた。

ちょっと小腹が空いたので、中華料理屋へ。
今年初めての冷麺を食べる。
もちろん、冷麺にはマヨネーズをたっぷりかけた。

お腹がくちたので、ずいぶんと気持ちが良くなった。
結局1時間ばかりの時間をかけて、自宅まで歩いて帰ったら、午前様になってしまった。
まあ、いいか。どうせ明日は休みだ。
コンビニでカットスイカとアイスクリームを買ったら、財布のなかには硬貨が数枚しか残っていなかった。
ひと晩でずいぶんと散財してしまった。
なんだか、急におかしくなって、路上で大笑い。

『踊るアイラブユー♪』の冒頭に「ホリデー」という曲が出てくる。
人生には、とにかく“ホリデー”が必要なんだという意味の曲だ。

今夜は、きっとホリデーだったのだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=fVurnTBEGNE&list=RDfVurnTBEGNE#t=70



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