mixiユーザー(id:8666179)

2015年06月01日22:28

1818 view

《2015栃木1》ヘミング/鐘の成る木として

何事にも迅速で正しい決断を下す大統領がいる。
国民からの信頼も篤く、理想的な政治家である。
カラオケ「あなたの国家運営は100点満点と言ってもいい。ところで、家庭の中でも変わらぬ信頼を得られているのですか?」
彼は私生活を問うインタヴューにも、こう誠実に答えている。
犬「我が家では、大事なことはすべて私が決めます。何が大事かは、すべて妻が決めます手(パー)」

5月31日(日)晴れ
数ヶ月前、ワイフさんからのミッションを受けた。
ミッションナンバー#38052《ヘミングのカンパネラをゲットせよパンチ》。
振り返ってみると、結婚生活25年。
平均すると1日3回以上、彼女からのミッションを確実にこなしている。

何かしらのテレビ番組で老女ピアニストの存在を知った彼女によると、
牡羊座「イングリット・フジコ・ヘミングウェイのカンパネラは遅い」と、曰(のたま)わる。
そもそも、老女の祖父はノーベル文学賞を受賞していないし、誰がために鐘はならない。
さらにどうでもいいことだが、ヘミングウェイの孫娘の名前は、マゴ・ヘミングウェイである。

売り出しと同時に完売必至のフジコ・へミングるんるん
フォト
今回は日頃の激務(当社比)への癒しも含めて、小旅行感覚で栃木・那須の公演をゲットした。
朝8時30分に我が家を出発した愛車マーチは、首都高速〜東北自動車道を渋滞一切なしのまま目的地へ近づいていく車(セダン)
コンサートは15時開始と時間的にゆったりしているので、近くのアウトレットに寄り道してランチと買い物をこなす。アウトレット探訪記は次章にて手(パー)
フォト
14時30分、会場である那須野が原ハーモニー大ホールへ到着。
およそ200kmのロングディスタンスであったが、ナビにつくワイフさんのお陰で飽きないドライブとなった。ちなみに、ハンドルキーパーは、おいらひとり泣き顔

事前知識ゼロのまま、コンサートに向かうおいらのために「車中で予習よ」と、まずはフジコ・ヘミングの年齢を調べてもらう。
見つけ出した回答は「年齢不詳」げっそり
ドイツ生まれの戦争孤児で、無国籍のまま成人まで育ってきたらしい。
そんなパーソナルを調べていくと、いわゆるネット内での評判を知る事になる。
ガラガラの東北自動車道を疾走しながら、ワイフさんから口頭で伝達されるフジコの正体ふらふら
�_室蠅�そ〜まるで学芸会の発表をみているようだ
�▲愁蹈螢汽ぅ織襪里�せにチケット代がクソ高い(S席12,000円)
�G匐蘯腟措�
�ぐ枉錣閉錣�いて、コンサートが終わるとステージに上がってきて念仏を唱える
�イ修猟錣良妥�な金遣いで多額の借金があり、その返済のためにフジコが高齢になった今もライブを続けている
�Ε灰鵐機璽箸肋錣頬�員だが、ほとんどが「フジコ信者」で宗教的である
�В蔚覆砲弔�、数回、十数回のミスタッチ
��代表曲とされる「ラ・カンパネラ」は、リストのそれとは全く別もの
��二度と観に行かない

ひどいもんだげっそり
これから長駆、那須高原くんだりまで出かけて(しかも、それなりのチケット代を2枚分支払って)、見知らぬ土地で拝聴するような演奏家ではないような刺激的な人物評である。
これを一字一句、省略することなく口伝したワイフさんは誠に正直者だ。

蟹座「なんだか、ひどいもんだね。でも、これで期待値は大幅に下がって、ゆったりした気持ちでライブが聴けるよ。良かったよ、事前に知っておいて。」
牡羊座「あたしも、テレビで弟の話は聞いたことある。」
蟹座「そうはいっても、カーネギーで公演もしてるんでしょ?下手くそってのはどうかな。」
牡羊座「いま話したエピソード、全部、一人の人が書いてるブログだよボケーっとした顔」
なるほど、光明が少し挿してきた。

さて、まずはコンサートホールの感想。
これまでに通ったどのコンサートホールよりも聴きやすく、見易いホールだった。
音響への気遣いが完璧で、その分、小さな物音や客席の咳ばらいをすべて拾ってしまうので、緊張を強いられるホールの一つ。
客席総数もちょうど良く、3階席でも2階席レベルの近さに感じることができた。
某ミューザ川崎のホールのように、3.11で天井が抜け落ちることもなかったようで、栃木県大田原市のセンスとゼネコン選定技術に敬服する。

《Ingrid Fuzjko Hemming Piano Solo Concert 2015》
〜セットリスト〜
シューベルト『即興曲 第1番 ハ短調』
ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』
ラフマニノフ『前奏曲 第5番 ト短調』
ドビュッシー『雨の庭』『月の光』
モーツァルト『ソナタ 第11番 イ長調 「トルコ行進曲付き」』
ショパン:バラード第1番 Op.23』
ショパン:エチュード『エオリアン・ハープ』Op.25-1
リスト『ため息』『ます』『ラ・カンパネラ』
ほか

休憩20分含めて2時間。
MCもなく、派手派手な舞台衣装で引き続ける彼女。
曲が終わると、3階席の大向うに立つ弟さんが「BRAVA!」「スバラシイ」などと、身内に向けた声援を贈っている。
おいおい。

ワイフさんと、おいらの感想。
牡羊座「★100。知っている曲ばかりで、全く眠らずに聞けた。」
彼女がコンサートで眠らなかったのは、おそらく初めて。奇跡である。
牡羊座「お父さん(←おいらだ)みたいに、細かいこと(←ミスタッチとか)は気にしないので、単純に感動した。また行きたい。ピアノもまた弾いてみようかなチューリップ」
手放しの褒めちぎり。BRAVA!

おいらの感想は、★4.
彼女なりの表現として受け入れられたので、それなりの感動を得た。
スタンディング・オベイションにも加わった。だから、悪くはない。遠く旅した効果も加わった。
弟さんの存在は異様だが気障りになるほどではなく、大向うとしての立ち位置は必要かもしれない。
チケット代は気にならないが、物販の多さに少々引いた。
確かに、拝金主義的なライブが垣間見えた。
『ラ・カンパネラ』については、酷評者が語るとおり『ヘミング篇/ラ・カンパネラ』と定義づけたほうが正義であろう。リストのそれとは、全く別ものだ。

“カンパネラ”=“鐘”である。
フジコの演奏に、“鐘”らしき明瞭な音色は聞こえてこなかった。
悪弟が、彼女をカネノナルキとして利用しているだけである。

「もう一度、観たいか?」
そう問われたら、「NO!」と答えるだろう。
次回は、しっかりした演奏家の鋭角なカンパネラを味わいたい。

でも、そんなことを感動しきっているワイフさんの前では語れない。
ワイフさんから「もう一度、行くぞパンチ」
と言われたら、「YES!」としか自分には選択肢がない。
善き夫婦とは、そういうものだ。
(続く)



トイレこれだけで劇的に改善!「夫婦仲がイマイチな人」が心すべき4つのルール
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=154&from=diary&id=3445309
27 16

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年06月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る