毎日がノー残業なので、アフター5の過ごし方に知恵を絞る。
5月26日(火)は「夜学」に行ってみた。
先日、神奈川県内定時制高校の校長さん、副校長さん、教頭さんと談話する機会を得た。

「オスカーさんの定時制高校のイメージは?」

「昼間は必死に働いて、日が暮れてから学校にやってくる勤勉なおっさんですね」
HRのせいだ。

「昔はそうだったんですが、今は家庭の事情だったり、朝、起きれない子や、不登校になってしまった子たちが定時制に通うようになりました」

「そういう子たちは、昼間は何をしているんですか」

「アルバイトをしている子もいますが、やはり日中に外へ出られなかったりするんですよ」
外へ出るのは楽しいものだぞ。
というより、「あんたは出過ぎだ」という外野からの声も聞こえてくる今日この頃。
ぴあさんからいただいた招待券。
『クラシックソムリエ養成講座』〜クラシックのツボ狙い撃ち!(初級編)〜
19時30分、授業開始という正に夜学である。
ぴあサイトによると受講料4,000円
これをタダもらいだからありがたいが、会場に来ていた人、ほぼ全員が「ご招待」。
典型的な失敗企画のようだ。
コンサートホールのようなところで、小さな楽団が演奏しながらクラシックの基礎を教えてもらうものだと思っていたが、大間違い。
40人ぐらいの教室に、クラシックおたくの先生と音楽雑誌ライター女史の2人。
30枚近くのCDを次々とかけながら、指揮者や演奏者の聴き比べをする講座だった。
おたく先生曰く「有名な曲をどのように聴くとツボにハマるのか。クラシックを好きになって帰って欲しい」というプロローグから授業が始まった。
結果的に、自分にはかなり深いツボにハマって帰ってきた。
受講者によっては、単なる“おたくのウンチク話”という感想もあるだろうが、どんなジャンルであっても“おたくのウンチク話”は楽しいものだ。
披瀝されたウンチク話。
★学校で全ての児童に音楽を教えているのは日本だけ。
★ベートーベン交響曲9つのうち、彼自身が題名をつけたのは「田園」のみ。
★ドヴォルザークは究極の鉄ちゃんだった。『新世界より』第4楽章の始まりは、汽車が動き出すイメージ。
★クラシック界には「交響曲9番の呪い」というジンクスがある。マーラーは「9番の呪い」が怖くて、8番の後に『大地の歌』を作曲。何事もなかったことに安心して、9番を書いたらすぐ死んだ。
・・・などなどなど。
クラシック音楽の聴き比べでは、
☆ベートーベン『運命』をクライバー、ヤルヴィ、フルトヴェンクラー。
“ジャジャジャジャーン”のジャーンについているフェルマータの聴き比べ。なるほど、3者3様。
☆バッハ『無伴奏バイオリンソナタ』では、ハイフェツとヒラリー・ハーンの聴き比べ。
村上春樹の小説『海辺のカフカ』では、「ルービンシュタイン=ハイフェツ=フォイアマンのトリオです。当時は『百万ドル・トリオ』と呼ばれていました。まさに名人芸です。」という文章で紹介されるハイフェツ。おたく先生は、それでもなおヒラリー・ハーンの演奏がBEST OF BESTと言い切った。
他に、ムソルグスキー『展覧会の絵』、ラフマニノフ『ピアノ協奏曲2番』、ヴィヴァルディ『四季』、ブラームス『ピアノ三重奏曲1番』、そしてオペラはプッチーニ『トゥーランドット』。
それぞれの作品を聴き比べ、その特色を語ってくれた。
BRAVO
90分の授業が終わり、先生から自由質問を投げかけられる。
待ってました

「『新世界より』では、シンバルが叩かれるのは第4楽章1回限りだと記憶しています。下世話な質問ですが、そんな彼のギャラは、他の楽団員よりも少ないのですか?」
おたく先生の目が光り、当意即妙とばかりにマイクを持つ。

「いい質問ですね

」
池上彰か。
答えは「楽団員は組織となっているので、概ねギャラに差異はありません。コンマスが、少し手当を付けるぐらい。だから、シンバルやハープを選択している人は、時給が高いと言えるかもしれませんね(笑)」
最後に、この先生から現在上映中のMETライブビューイング『カヴァレリア・ルスティカーナ』&『道化師』は、「一食抜いても観るべき傑作」と推薦を受ける。
そう言われると、弱い。行ってしまいそうだ。
http://www.shochiku.co.jp/met/program/1415/index.html#program_10
『Beethoven: Piano Trio No 7 "Archduke"』 (Rubinstein, Heifetz, Feuermann)
■水曜日に残業したっていいじゃないか! 横並びの「ノー残業デー」に疑問の声
(キャリコネ - 05月27日 18:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3437403
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