2015年4月16日(木)
『恐怖分子』(1996年)
エドワード・ヤン:監督
今池・名古屋シネマテーク
傑作!!
不良少女が、電話帳からでたらめに選んだ番号に、いたずら電話をかけた。
昇進問題に悩む病院医師と、彼の妻で筆がすすまない小説家にかかってきた1本のいたずら電話が、小さな波紋を起こす。
犯罪現場から逃走する不良少女の姿を写真に撮った青年カメラマン、医師の旧友である刑事、小説家の元カレなどが絡みあい、小さな波紋が、やがて取り返しのつかないような事態へと進んでいった・・・・
説明的なセリフがない。ねっばっこい独特なリズムの撮り方。
はっきり言って、難物な映画だ。
最近の作品でいえば『薄氷の殺人』に通じるような、緊張感溢れる映像で見せきる作品だ。
“スタイリッシュ”なんて言葉が浮かんだ。
よく呑み込めていないところがあるので、もう一度見に行こうと思った。
『光陰的故事』(1982年)
エドワード・ヤン他:監督
今池・名古屋シネマテーク
エドワード・ヤンを含めた、4人の監督たちによるオムニバス映画。
ネットによると、1980年代の“台湾ニューシネマ”運動の口火を切った作品とのこと。
4編とも、面白かった。
特に、マンションに引っ越しきたばかりの若い夫婦が巻き起こすドタバタ劇が爆笑ものだった。
ログインしてコメントを確認・投稿する