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2015年04月10日23:48

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映画日記 『赤城の子守唄』

2015年4月10日(金)

『赤城の子守唄』(1957年)
芦原正:監督
チャンネルNECO【録画】

東海林太郎が歌う「名月赤城山」と「赤城の子守唄」はいずれも国定忠治を題材にした曲である。
国定忠治といえば、新国劇や浪曲なので有名だ。
しかし、新国劇なんて見たことないし、浪曲も聴いたことがない。
コントか何かで、忠治が抜いた刀を腕に添えて、「赤城の山も今宵限り、可愛い子分のてめえらとも、別れ別れになるかどでだ・・・・」
という、名場面があることぐらいしか知らない。
その名は知っているが、正直なところ国定忠治の物語については、知らないに等しい。

「赤城の子守唄」は、♪泣くな、よしよしねんねしな〜、という歌詞で始まる。
実は今夜この映画を見るまで、幼子を背負って子守唄を歌っているのは、国定忠治であるとばかり思っていた。
背負っていたのは、忠治の子分、板割(いたわり)の浅太郎だった。
どうして、朝太郎が幼子を背負うことになったのか?
その顛末の物語だ。
本作の主人公は国定忠治(近衛十四郎)ということになっているが、板割の浅太郎(名和宏)と伯父で十手持ちの御室の勘助(石黒達也)、忠治への懸賞金目当てに赤城山の潜り込む愛甲の政吉(北上弥太朗)といった面々による群像劇だった。

なるほど、こういう話だったのか!!!
よくできた人情話ではないか。

前夜の幡随院長兵衛と同様に、この歳になって、ようやく知り得たことばかりだ。
面白いね。




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