2015年4月1日(水)
『ITECHO 凍蝶圖鑑』(2015年)
田中幸夫:監督
今池。名古屋シネマテーク
何度か行ったことのある、大阪通天閣の新世界国際劇場周辺を、本作のナビゲータである大黒堂ミロが歩き回るシーンが秀逸だった。
その姿が、まるで、「酒場放浪記」の吉田類だった。
次から次へと、さまざまな“変態さん”が登場する。
まさに“図鑑”であるが、正直なところ、この歳になると、驚きがない。
ただ、背中や乳房といった身体中に大きな釣り針を突き刺されて女性が、そのまま吊り上げられたのには、驚いた。
文字では、そういうことがあるとは知っていたが、実際のシーンを見たのは初めて。
このシーンに出会えただけでも、見た甲斐があった。
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