腕利きの料理人カールは、来店する料理評論家に備えて新作料理を準備していたが、レストランのオーナーは変化を嫌って定番料理を出すように命じる。結果、評論家には古いと酷評され、カールは慣れないSNS上で評論家に反論。それが炎上したことからレストランをクビになり、カールは初心に返ってキューバ料理の移動販売を始めることにする。
製作、監督、脚本、主演のジョン・ファヴローは、「アイアンマン」の監督で、スタークの運転手としても出演していた。「アイアンマン」の大成功の後、「アイアンマン2」に取り組んだが、本来登場する予定のなかった敵キャラを出せといった映画会社の命令、外野の声に振り回され、結果、「アイアンマン2」は微妙な出来となり一部の評論家やファンの不評を買った。また、「カウボーイ&エイリアン」という超駄作を作らされた後、自分が本当に作りたい映画を作るために「アイアンマン3」の監督を降板した。
つまり、この映画の料理人カールは、映画監督ジョン・ファヴロー自身の投影なのだ。さぞかしドロドロとした怨念がこもった映画であろうと観に行ったのだが、全体的に誰でも楽しめるコミカルな映画で、後半は親子の絆で泣かせてくるものだった。エンディングには監督が料理の指導を受けているシーンが流され、ファヴロー自身が本当に料理をしていたことを示していた。
一言でいえば超絶凶悪な飯テロ映画で、めちゃくちゃ肉が食いたくなった。
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