スポーツジムに行っていた次女からLINEが入る。

「今日、ジムにくるとパンテーーがもらえるよ

」
50すぎのおっさんがパンテーもらっても仕方がないが、ワイフさんや娘さんたちのものになるなら、と行ってきた。何色だろう。
パンテーンだった
休み明けの20時。
それほど込んでないので1列20台のロッカーがズラーッと空いていた。
ラッキーナンバー『77』のロッカーに荷物を詰め込んで、リセットコンディショニング。
トレーニングが終わり、風呂に入り、すっぽんぽんでロッカーへ。
すると、隣のロッカー『79』で着替えているおっさん1人。
並んだロッカーで使用しているのが『79』だけで、素っ裸のおいらが着替えのため隣の『77』を開けて着替えを取り出した。
ツッ!

はっきり聞こえるほどの舌打ちだ。
「こんなに空いてんのに、よりによって隣に来るなよ、裸オヤジ

」
舌打ちには、こんな30文字が含まれているのがよくわかる。
舌打ちオヤジを見たら、なんのことはない。中学時代の後輩じゃねぇか。
しかも、単なる後輩じゃない。
毎週、こいつのメンコを10枚づつ奪って泣かせていた弱虫後輩だ。
メンコで負け始めると、涙を流し、声を裏返しながら泣き叫んで帰っていく。
それでいて、次の週末になると、またメンコを打ちにやってくる。
そんな少年だった。
随分とご立派になりやがって。
ふと、自分の下半身を見たら、ちっとも立派になってない。
ダメじゃん
ロッカー室でお互い顔を見合わせた二人は、その瞬間に昔の勢力関係が理解できた。
「仕方ねぇだろ

」と、ここで切れるのはガキか、腑抜けか、長州小力。
大人の対応を考えた。
取り出した服をもう一度、ロッカーに詰めて、

「いけね、風呂にパンテー忘れてきちゃったよ

」と聞こえるようにつぶやいて、再度風呂に入ってやった。
弱虫後輩の野郎、今ごろ自分の奥さんに、

「オスカー先輩がジムにいたけど、あのおっさん、女性用のパンティー履いているみたいだぞ。昔から変態っぽかったよな。」と、声を裏返しながら告げ口していることだろう。
メンコの恨みは、今もなお忘れていないようだ。
先日の寄席・にぎわい座ではこんなことがあった。
おいらの指定席に、中年夫婦が座っている。
お互いにチケットを確認すると、彼らが1番づつズレていた。
慌てて荷物をずらし、席を横にずれるダンナさん。

「申し訳ありません

」
これに対しては、こう言った。

「いえ、席を温めていただきありがとうございます」
寄席ならではの返しが決まった瞬間だった。(当社比)

会社員になって気付いた10の真実
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=3223075
ログインしてコメントを確認・投稿する