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2014年11月29日01:15

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映画を見ない日の出来事 60

映画を見ない日の出来事 60

週刊文春は、ふだんならコンビニの立ち読みで済ませている。
仕事帰りに立ち寄るコンビニで、小林信彦の「本音を申せば」、東海林さだおの「タンマ君」、春日太一の「木曜邦画劇場」と、その右ページにある映画評を読むのが、毎週木曜日の日課だ。

昨日は仕事帰りでなく、朝いちでコンビニに駆け込んだ。
朝刊に載っていた週刊文春の広告を見たら、今週の週刊文春は、まるで高倉健の追悼号になっている。
立ち読みもせずに、即刻購入してきた。

高倉健にゆかりの人々がコメントを寄せている。
高倉健のステージショーに、無名時代の八代亜紀が前座を務めていたことを初めて知った。
そんなことを知ると、『駅 STATION』で高倉健に倍賞智恵子が寄り添って聴く八代亜紀の「舟歌」が、より胸にしみてくる。

小林信彦の「本音を申せば」も、“追悼、高倉健”になっていた。
老骨にむち打って、急遽、書き下ろしたのだろう。
こういうところが、最近は繰り言が多くなったとはいえ、今も小林信彦を信頼している所以なのだ。

キネマ旬報でもあるまいに、高倉健が出演した映画全205本のリストが載っている。
これは貴重だ。
205本のうち、何本見ているのか、勘定してみた。63本見ていた。
驚いたことに、2本をのぞき、そのほとんどを映画館で見ている。
渥美清の『男はつらいよ』シリーズは特別編を入れて全部で49作だ。
まだ、半分ぐらいしか見ていない。
それも、テレビ放映分がかなりの数を占める。

生まれてから60年、私が映画館の暗闇で最もたくさん見た俳優は、高倉健ということになりそうだ。



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