4DXというのは、通常の映画を体感映画にしてしまうシステムで、名古屋の中川コロナワールドにのみ設置されている。座席が前後上下左右へ稼動するのは、大高・春日部・港北にある体感映画システムD-BOXと同じだが、風、水(霧)、香り、煙などの演出が加わっているところが新しい。
この手の体感映画は遊園地のアトラクションに多いように、ライド系の映像ソフトとの相性が良い。逆に言えば、通常の映画を無理に体感映画にしようとするのは無理が多いわけだ。製作者の意図しない演出を加えるわけだから当然だ。
だが、このシステムがぴったりハマる映画がある。もちろん、ロボットに搭乗し、ひたすら怪獣と殴り合う映画「パシフィック・リム」のことだ。というか、4DXは「パシフィック・リム」に合わせて日本に導入されたのではないかとか、4DXで「パシフィック・リム」を観ずに「パシフィック・リム」を語れないとか、まぁそのくらいネットでは盛り上がっているわけだ。
とはいえ、ネットで4DXと「パシフィック・リム」の組み合わせが注目されたのは公開終了間際で、自分も見逃したクチだったのだが、10月13日から31日まで4DXで再上映されることになったので、これが最後のチャンスだと、名古屋まで行ってきた。随分前から休暇申請とチケット予約をしていたので、予定の日に台風が近づいてきたのは誤算だが、これはこれでアリだ。なにしろ、イェーガーに乗ればハリケーンとも戦えるのだから(←劇中のセリフ)。
冒頭の発進シーン、パイルダーオンのところで落下する感じが弱かったので、あれ?こんなものか?と思ったのもつかの間、巨大ロボットが嵐の海を突き進むのに合わせて座席にも風が吹き、波しぶきに合わせて水が顔に吹き付けられ、怪獣登場からはガクンガクンと座席を揺さぶられる。こ、これは・・・楽しい!
そして、映画最大の見所である香港大決戦は、もうなんというか楽しすぎる。まさしくロボットに乗って怪獣と戦う状況を、映画の主人公と一緒に体感できるのだから、楽しくないわけがない。怪獣に投げ飛ばされると、背もたれに仕込んである仕掛けが背中を叩き、怪獣の触手が顔面に迫ってくると、やはり背もたれに仕込んである噴出口から風がぷしゅっと顔をかすめる。プラズマ砲連続発射のところの衝撃は、ほんとに自分の手で射撃している気分だ。ああ、これで絶叫したり応援したり出来たら、もっと最高なのに。
3D吹替→3D字幕と連続で鑑賞し、約4時間半を稼動シートに振り回されながら映画を堪能した。わざわざ名古屋まで行った甲斐があった。
「パシフィック・リム」を気に入った人で、10月中に名古屋まで行ける人には、是非これを観てみるようにお勧めしたい。ほんと面白いから。あと、11月30日から小倉コロナワールドにも4DXが導入されるらしいので、そっちが近いという人は12月上旬でスケジュールを考えてみるといいかも。当然最初に上映される映画は「パシフィック・リム」だ。
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