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2026年10月14日10:00

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名古屋から飛騨へ「下呂ART DISCOVERY 2026」~1 (加筆)

10/10(土)は名古屋フィルの定期演奏会を聴いたあと、名古屋駅近くのホテルTに宿泊。翌11(日)朝早くチェックアウトし、特急ひだに乗って岐阜県下呂市へ。
「森と温泉、街道と廃校がつくる、日本最深部の国際芸術祭」と謳う「下呂ART DISCOVERY 2026」を観て回る。

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この芸術祭には、14の国と地域、59組のアーティストが、豊かな森や温泉街、飛騨萩原の古い町並み、総ヒノキ造りの廃校を舞台に、より深く地域の自然・歴史・暮らしに分け入り、人間と自然の関係、その来し方・行く末を表す芸術を展開。
Artと温泉に浸かって心身・五感を開放し、地域と自分自身をDiscoverする。

・会期 9/11~11/8
・総合ディレクター 北川フラム

私がそうだったように、下呂と言っても場所のイメージが湧かない方もいるかもしれない。大小2通りのマップを参考迄。
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会場は下呂市内の下記4地区にある。
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駅前で、全作品を鑑賞できるパスポート(2,500円)を購入、無料のシャトルバスで以下の順に巡る事とした。

・南飛騨健康増進センター
・旧湯屋小学校
・萩原商店街
・下呂温泉街

◆南飛騨健康増進センター

山間の豊かな森にある県民の健康増進のための施設。センターと森林を散策してアートを愉しむ。

・スタシス・エイドリゲヴィチウス(1949/リトアニア-ポーランド在住)
《杉原千畝へのオマージュ》(2026)
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リトアニアの領事館にいた杉原は第2次大戦下、ユダヤ人達にビザを発給する事で、数え切れない程多くの魂に自由への窓を開いた。人々はまるで鳩のように日本に向かって飛び立っていった。

・村上力(1961- )《ここに在る森》
粗い麻布を使い、天平時代から続く乾漆技法に近い独自手法で制作した彫刻群。
(ピカソの大型像の周囲に)作家にとって大切な人物、有名無名の等身大像を空間に多数点在させ、鑑賞者がその一部となる事で変化し続ける「生きた森」にしようと考えているらしい。
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写真の像は、上から、無名の女性、画家 熊谷守一,ジョージア・オキーフ。
他に、エリック・クラプトン,ボブ・ディラン,平櫛田中,イサム・ノグチ,小林秀雄,ロダン,ムンクなどもあった。

・橋本雅也(1978- )《母音》
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祖父母の記憶が残る森に持ち込んでヒマラヤスギの丸太を彫る。彫刻と言っても、自然の素材を活かし、なるべく手は加えないというコンセプトが感じられる。それは「自然との交感」と言うべきか。年を重ね、いつかは土に還る。

◆旧湯屋小学校「みんなの学校」

御嶽山の恩恵を受けた森林率98%の小坂町。1954年に建てられた総ヒノキ造りの小学校に「こんな学校があったらいいな」という思いを集めた。
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・豊福亮(1976- )《不知火の校舎》
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校庭に校舎と向かい合う巨大な鏡(アルミ箔か?)を設置、鏡像に現れた「もう一つの学校」。過去と現在、記憶と物質、現実と幻影が交錯する。
「不知火(しらぬい)」とはいい名前をつけた。八代湾や有明海で見られる幻影が有名だが、私は残念ながら実際に見た事はない。

・新山浩(1964- )《ひかりのこうてい》
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教室から放射状に広がる紐が光の拡散のように見える。その光の中に往年の子供達の声が響き、記憶が立ち現れる。

・沼田侑香(1992- )《残像のリプレイ》
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テグスとビーズによって点描のように現れる、70年前の記憶の中の子供達の幻像。

・MAYA・SHEN(1993/上海- )《漂流のための装置》
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教室では通常、生徒は決められた席に座り、特定の場所に固定されるが、本作では椅子は宙に浮遊し、足元には砂が敷かれて不安定なイメージ。観客は見慣れた場所から切り崩されて記憶と時間のあいだを漂流する。
写真はここでたまたま出会った少年。知り合いではない。

(続く)
 
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