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2026年08月01日12:10

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フェスタサマーミューザKAWASAKI 2026~東京都交響楽団��

7/29(水)、フェスタサマーミューザKAWASAKI 2026(7/25~8/11)の企画の中から、ミューザ川崎シンフォニーホールで行われる東京都交響楽団の演奏会を聴きに行った。

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タイトルは「メモリアル作曲家を深掘り、魅力新発見!」とある。
メモリアル作曲家とは、没後170年のロベルト・シューマン(1810-56)と没後50年のベンジャミン・ブリテン(1913-76)である。

プログラムは以下の通り。
 指揮 大野和士
・ブリテン《青少年のための管弦楽入門》Op.34 (1945)
・ブリテン ヴァィオリン協奏曲 ニ短調Op.15 (1939)
   ヴァイオリンソロ 竹澤恭子
  〜休憩〜
・シューマン 交響曲第4番 ニ短調Op.120 (1841/51改訂)

開演は15:00だが、その前に14:20から20分間程、指揮者大野和士によるプレトークがあった。
ステージに登場した大野、少し瘦せられたような印象。1960年生まれ、60歳。都響の音楽監督だけでなく世界のオーケストラ、歌劇場で活躍する。
以下、彼のトークを加味してレポートする。

ブリテンは、昨2025年OMF(セイジ・オザワ松本フェスティバル)で沖澤のどか指揮のオペラ《夏の夜の夢》Op.64(1959-60)を観た。そして今回の2つの管弦楽作品、年末にはオペラ《ピーター・グライムズ》Op.33(1944-45)を観る。《ピーター・グライムズ》は新国立劇場、これも大野の指揮。
メディアでの鑑賞は、これ以前に《春の交響曲》《戦争レクイエム》等がある。

◆ブリテン《青少年のための管弦楽入門》
この曲は、1946年公開の英国放送協会BBCによる音楽教育用映画のため、1945年に作曲された。
音楽の展開と伴に、ナレーションにより楽器が紹介されていくというもの。
今回はナレーションなしで演奏された。

第2次大戦中、青少年らは閉鎖された場所に閉じ込められ、鬱々とした生活を送った。ブリテンは、戦後、そうした青少年が元気を取り戻せるように考え、明るく溌溂とした音楽を作曲した。

副題「パーセルの主題による変奏曲とフーガ」にあるように、英国バロック時代の作曲家ヘンリー・パーセル(1659頃-95)の劇付随音楽《アブデラザール》(1695)からロンド主題を採り、13の変奏曲とフーガが展開する。
オーケストラ全体によるパーセル主題のあと、木管(ピッコロ&フルート→オーボエ→クラリネット→ファゴット)、弦楽器(ヴァイオリン→ヴィオラ→チェロ→コントラバス)、ハープ、金管(ホルン→トランペット→トロンボーン&チューバ)、打楽器(ティンパニ→大太鼓&シンバル→タンブリン&トライアングル→小太鼓&ウッドブロック→シロフォン→カスタネット&タムタム,鞭)と変奏が続き、ブリテン創作の主題が同じ順でフガートを形成、最後はパーセルの主題とブリテンの主題が二重フーガを奏し、壮大なコーダで盛り上げて心躍るエンド。
確かに大戦は終わったのだ。
初心者にもオーケストラの構造、各楽器の音とそれらの重なり合う響き、そして指揮者の役割も分かって実に面白い。
中学の音楽教科書に載っていて、授業でLPレコードを聴いた記憶がある。

(続く)
 
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