6/9(火)、新国立劇場からメールマガジンが届き、昨2025年8月に同劇場で世界初演されたオペラ《ナターシャ》を無料配信するとの知らせ。
観に行きたいと思いながら叶わなかった公演なので、ラッキー!とばかりにパソコンにかじりつく。
まずオペラのデータ。
《ナターシャ》(全1幕 序章と7場/日本語,ドイツ語,ウクライナ語他 全36言語)
台本 多和田葉子
作曲 細川俊夫
演出・美術 クリスティァン・レート
映像 クレメンス・ヴァルター
照明 リック・フィッシャー
衣裳 マッティ・ウルリッチ
電子音楽 有馬純寿
指揮 大野和士
演奏 東京フィルハーモニー交響楽団/新国立劇場合唱団
出演 ナターシャ イルゼ・エーレンス(S)
アラト 山下裕賀(Ms)
メフィストの孫 クリスティアン・ミード(Br) 他
公演 2025.8.11,13,15,17~全4回/新国立劇場
2時間35分(休憩30分含む)
受賞 2025年度ミュージック・ペンクラブ音楽賞
オペラ《ナターシャ》は、2019年、新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士が細川俊夫,多和田葉子に呼びかけてスタートした。
3人で構想を議論、2023年に台本完成、作曲には1年半を費やし、2025年に完成した。
左から大野和士、多和田葉子、細川俊夫
新国立劇場としては日本人委嘱作品シリーズの第3弾。2025年8/11が世界初演となった。
ちなみに、第1弾は西村朗の《紫苑物語》(2019)、第2弾は藤倉大の《アルマゲドンの夢》(2020)。
私は第1弾,第2弾共鑑賞できた。
以下レポート参。
《紫苑物語》(2019.5.12記)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971499267&owner_id=3341406&from=list_diary_search
《アルマゲドンの夢》(2020.11.23,24記)
~1
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977602467&owner_id=3341406&from=list_diary_search
~2
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977613105&owner_id=3341406&from=list_diary_search
オペラの構造(部分)
・序章�機匈ぁ�
暗い海岸、電子音と映像による寄せては退く波の音。次第に大きくなり、オーケストラと合唱が加わる。
海岸では多くの男女が波に洗われて転がっている。半ばは遺体。
その中にウクライナを追われて彷徨う女性ナターシャと、日本人青年アラトの姿もある。
歌詞「海が嘆いている」はマックスで36言語の合唱になって舞台に響きわたる。
チョルノービリ原発事故またはロシアによるウクライナ侵攻、及び福島の東電原発事故を想起させる。
・序章�供卞鷭転А�
ナターシャとアラトは自分自身と居所を失い、とある海岸で偶然に出逢う。
ナターシャはウクライナ語、次第にドイツ語も話すようになる。彼女にはシャーマン的な素質が備わっているらしく、海の嘆きを言葉に替える事ができる。
アラトは通して日本語。それでも2人はだんだん理解し合うようになっていく。
(続く)
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