(続き)
内陣では、他に明王像と持国天像を観る事ができた。
明王はサイズは小さいが五大明王が全て揃っていて、今は本尊の厨子前に並べられているけれども、往時は本尊の周囲を取り巻いていたのではないか。本寺の規模の大きさを想像させるものだった。
下の写真で、五明王のサイズ感と位置関係がイメージできるだろう。
・五大明王
作者・制作時期不詳。
中央;不動明王坐像
大日如来の化身。憤怒の相、岩座に乗り、火炎の光背。
東方;降三世(ごうさんぜ)明王像
四面八臂、足で大自在天と烏摩を踏みつける。
西方;大威徳(だいいとく)明王
六面六臂六足で水牛にまたがる。
南方;軍荼利(ぐんだり)明王
一面八臂、首,腕,足首にヘビを巻きつける。
北方;金剛夜叉(こんごうやしゃ)明王
三面六臂、正面の顔には五眼、左右の顔には三眼。
・持国天立像
平安時代の作。作者不詳。
四天王の1員としては東の方角を守護。他の三天像は現存していない。
憤怒相、両足で邪鬼を踏みつける。
内陣外陣の格(ごう)天井には多数の花鳥図が嵌められている。
・内陣
植物が多い。太陽光の影響か、色の残りは内陣の方が良いように見えた。
・外陣
動物が多い。
法橋関中の作と寺のチラシにあるが、詳細は不明。住職は狩野派絵師と言っていた。
レポート~1で紹介した国指定重要文化財の千手観音立像その他は、現在宝物殿に安置されており、今回はそれらも観てきた。
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