今年初めての徳島行きを宣言すると、マイミク象さんさんから、

「新しい美術館ができたのでアテンドしまっせ」のメッセージ
しかも、空港までお迎え付きというスーパーVIP待遇。
断る理由がない

(←断らない)
《NFT鳴門美術館》
象さんさんから美術館名を伺った時のファーストインプレッションは、”なんで、いまどき?”
天下一の美術好き(自称)を自覚しているけれど、あくまでも美しきものを追いかけるのが信条
デジタルラボやNFTに関しては、まだ自分の管轄外なイメージだけれど、昨年春に新設オープンしたというNFT専門ミュージアムに、どうしても気が惹かれてしまう。
自称ファイナンシャルプランナーでもあるから、相場の状況は少し齧っている。
「NFT相場は2021年にピークを迎え、2022年にすでにピークアウトし、コレクター価値は棄損」が、川オスのイメージ。
入館時に象さんさんがスタッフに尋ねてくれた「入館者数」は、「週末で30人程度」だし、おいらがスタッフに尋ねたNFT相場についても「あれがバブルだっただけで、現状が本来的な相場では」という、かなり正直なコメントをいただいた。
”あれ”というのはNFT作家Beepleの作品が、2021年3月に1データ75億円というプライスで落札されたこと
まるでバスキアを数十億で購入したZOZOな人のように、自分勝手に相場を吊り上げて高値止まりで周囲を白けさせる案件だった。
結局、Beeple75億円がNFTのバブル頂点となり、昨年はもはや冬の時代
そんな時代に、ガレ美術館の跡地を引き取ったのが、この美術館という流れ。
NFT作品の代表的な展示手法がこんな感じ。
一昨年のアートフェアでも天王洲や有楽町で、こんなスタイルがチラホラと見えていた。
そして、このようなデジタルアートが1作品数万円から数百万円というコレクター価格で取引される。現金のやりとりはなく、取引はイーサリアムでの売買が原則。
デジタル通貨に精通していることもコレクターの最低条件でもある。
展示室の終盤には、親切にも「NFTアートとは」のガイダンス。
マイミク象さんさんは、カウチに座って休憩中だったけど、なかなか勉強になる展示室。
わからないなりに理解した
NTF作品のすべてに琴線を打つものはなかったけれど、新しきを知るという時間は貴重だった。
デジタルを離れ、展示室には造形作品や和室の休憩室も設けてある。
当たり前のように、スタッフ以外はマイミクおっさんずの2名貸切鑑賞。
カフェレストランらしきスペースもあるにはあるけれど、営業の様子は皆無。
瀬戸内海を借景として、鳴門の海を遠くに仰ぐ
マイセンや徳島の陶芸家作品は即売あり。
美術館の展示品にプライスシートが貼ってあり、経営の実情を窺い知る。
1階ロビーに展示されたヒロ・ヤマガタ『Earthly Paradise』

どうやら、この美術館のオーナーがヒロヤマガタの版権を持つ画商のようだ。未確認だけど。
長島茂雄や3大テノールのキャンバス画。もろちん、原画。
いつものヒロヤマガタとは違い、これが貴重であることはおいらにも理解できる。
なんといっても、ヒロヤマガタはラッセンと並び称される『画廊商法』アーチスト。
綺麗なおねえちゃん(エウリアン)を路上に出して、秋葉原を歩くデブや若ハゲの兄さんをギャラリーに誘い込み、彼らの作品と称されるシルクスクリーンと称した上級カラーコピーを80万円の高値で買わせてローン地獄へ追い込む商法。
ラッセンについては金儲けの確信犯で「1つの作品に対して3000枚以上は擦っていた」と発言していたが、ヒロヤマガタは「悪徳画商に騙された」と語っているが、おいおい、んなわけねぇだろ。が、おいらの判断。
せっかく、世界のポスター市場を席捲するまでに至った多色刷りシルクスクリーンの大家・ヒロヤマガタは、バブル時代のこの事件で信用失墜。今は、インドの山奥で僧侶になっているとか、いないとか。(←いない)
そんなヒロヤマガタの版権ディレクターがオーナーらしい『NFT美術館』。
なかなか曰く付きの美術館で、とても貴重な訪館になった。象さんさん、ありがとう。
おっさんず徳島デートは、まだまだ続く
終日ハンドルキーパーを務めていただいた象さんさんに感謝とともに、つづく。

これが四国内の移動の「理想」と「現実」です 地元民は分かる2枚の地図に「本当にこれ」「初めて知った」
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