字幕版での鑑賞。なかなか面白かった。ジャズ、ゴスペラなどの音楽は最高。
プリンセスキャラは本物のお姫様ではなく、底辺層の黒人女性。王子様は放蕩の果てに親の補助を打ち切られた能無し色男。主人公を支えるマスコットキャラは悪党に踏み潰されて死亡。ディズニーにしては意外な挑戦がそこそこ見受けられる。
それでいて受ける印象は王道復古。ディズニーらしからぬ低クオリティの映画が多かったここ数年のことを考えると、やっとディズニーらしい映画が出てきたという感じ。新作なのにある意味懐かしい。
舞台が近代アメリカなので物語はリアル寄りに始まり、悪い魔法使いもブードゥー教の秘術を使うという設定で、よくある童話系のファンタジーアニメとは異なるのだが、途中からジャズ好きで人間とセッションするのが夢であるワニなんてのが登場し、それがあまりにもディズニーらしくて笑ってしまう。ぎりぎり世界観は保たれているものの、突っ込みを入れたくて仕方がない。
アニオタ視点で特筆することは無いかなぁ。妙な色気や激しいバトルなんてものは全く無い。そういうものを何とか取り入れようと試行錯誤してきたディズニーが評価されなかったことを考えると、少なくとも劇場用長編アニメとしてディズニー映画に求められているのは、こういう定番なんだろうなぁ。
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