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2026年06月06日22:32

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歌劇《ナターシャ》多和田葉子/細川俊夫~1

6/9(火)、新国立劇場からメールマガジンが届き、昨2025年8月に同劇場で世界初演されたオペラ《ナターシャ》を無料配信するとの知らせ。
観に行きたいと思いながら叶わなかった公演なので、ラッキー!とばかりにパソコンにかじりつく。

まずオペラのデータ。
《ナターシャ》(全1幕 序章と7場/日本語,ドイツ語,ウクライナ語他 全36言語)
 台本 多和田葉子
 作曲 細川俊夫
 演出・美術 クリスティァン・レート
 映像 クレメンス・ヴァルター
 照明 リック・フィッシャー
 衣裳 マッティ・ウルリッチ
 電子音楽 有馬純寿

 指揮 大野和士
 演奏 東京フィルハーモニー交響楽団/新国立劇場合唱団
 出演 ナターシャ イルゼ・エーレンス(S)
    アラト 山下裕賀(Ms)
    メフィストの孫 クリスティアン・ミード(Br) 他
 公演 2025.8.11,13,15,17~全4回/新国立劇場
   2時間35分(休憩30分含む)
 受賞 2025年度ミュージック・ペンクラブ音楽賞

オペラ《ナターシャ》は、2019年、新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士が細川俊夫,多和田葉子に呼びかけてスタートした。
3人で構想を議論、2023年に台本完成、作曲には1年半を費やし、2025年に完成した。

フォト

左から大野和士、多和田葉子、細川俊夫

新国立劇場としては日本人委嘱作品シリーズの第3弾。2025年8/11が世界初演となった。
ちなみに、第1弾は西村朗の《紫苑物語》(2019)、第2弾は藤倉大の《アルマゲドンの夢》(2020)。
私は第1弾,第2弾共鑑賞できた。

以下レポート参。
《紫苑物語》(2019.5.12記)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971499267&owner_id=3341406&from=list_diary_search

《アルマゲドンの夢》(2020.11.23,24記)
~1 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977602467&owner_id=3341406&from=list_diary_search
~2 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977613105&owner_id=3341406&from=list_diary_search

オペラの構造(部分)
・序章�機匈ぁ�
暗い海岸、電子音と映像による寄せては退く波の音。次第に大きくなり、オーケストラと合唱が加わる。
海岸では多くの男女が波に洗われて転がっている。半ばは遺体。
その中にウクライナを追われて彷徨う女性ナターシャと、日本人青年アラトの姿もある。
歌詞「海が嘆いている」はマックスで36言語の合唱になって舞台に響きわたる。
チョルノービリ原発事故またはロシアによるウクライナ侵攻、及び福島の東電原発事故を想起させる。

・序章�供卞鷭転А�
ナターシャとアラトは自分自身と居所を失い、とある海岸で偶然に出逢う。

フォト

ナターシャはウクライナ語、次第にドイツ語も話すようになる。彼女にはシャーマン的な素質が備わっているらしく、海の嘆きを言葉に替える事ができる。
アラトは通して日本語。それでも2人はだんだん理解し合うようになっていく。

(続く)
 
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