日本では劇場未公開になっていたが、アマプラ見放題に入ってたので視聴した。とても面白かった。残念ながら、前作は見放題対象から外れている。
アニメ好きには、バッドガイズ2の冒頭部分だけでも見てほしい。画がめっちゃよく動く。そして、すぐに気付くはず。ルパン三世っぽいなと。
まぁ、昔の日本のアニメも、古いアメリカのカトゥーンに影響されたりしていたのだから、元を辿ってアメリカのアニメが原点回帰したとも言えるが、やはり日本のアニメの影響が直接的にあるように見える。
動きが緩急の付け方も面白いが、キャラの表情の描き方も面白い。体はCGなのに、顔だけ手描きっぽく見える。もしかしたら本当に、手描きの表情をCGの上から貼り付けているのかもしれない。CGにはできない手描きならではの表現というものがありそうだ。
バッドガイズの製作会社ドリームワークスアニメーションは、以前に長ぐつをはいたネコと9つの命というアニメ映画を作っている。その映画では、アクションシーンになるとリミテッドアニメっぽい動きになるのが面白かった。
予算的にリミテッドアニメにせざるを得なかった日本のアニメは、見せ方を工夫して独自に表現を進化させた。秒間24フレームのフルアニメで表現するのは、ここぞという時だけだ。逆に、フルアニメが当たり前のアメリカの劇場用CGアニメで、ここぞという場面でリミテッドアニメ風の表現を使われることがある。実際、バッドガイズ2でもそういうシーンがカッコよくて面白い。日米の相互に影響し合った結果であるアニメの表現方法の違いに注目して見ると、さらに面白いかも。
製作者の日本アニメ好き好きオーラが出まくっているという点で、中国映画の羅小黒戦記とアメリカ映画のバッドガイズ2はちょっと似ている。ただ、羅小黒戦記が日本アニメ的表現の描写技術を完全に我が物としているのに比べて、バッドガイズは日本アニメ的表現をアメリカ流の解釈で取り込もうとしている風に見える。そうした米中の違いもまた面白い。(もっとも、中国映画の中でも羅小黒戦記が特に例外みたいだけど)
ちなみに、前作バッドガイズを見ていなくても、バッドガイズ2を楽しく見ることはできるはずだが、さすがに前作のネタバレは回避はできないことに注意を。
ログインしてコメントを確認・投稿する