比較的のんびりと過ごせている今年の師走。
思い返せば、全ての出逢いは偶然の積み重ねだった。
人も、楽器も、何か一つでもピースが欠けていたら一生会うこともなかっただろう。
・・そもそも高校で成績が爆下がりし普通大学は難しいのでは?、というのがフルートで音大に、という一番のきっかけだったのだから、何が幸いするかは本当にわからない。
初代ルイ・ロットとのご縁は2017年の5月。
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頭部管だけは無傷だったので、当初はヤマハの212に付けて吹いていた。
一年がかりでの大変な修復をしてくださったのは秋山好輝さん。
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2018年に6月に待ちに待った本体が完成してすぐにこれまたご縁のあったライブハウス」inFでの本番でデビュー。
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それからは、もう20年以上の付き合いとなる銀の五代目ロットと共に、マイユショーの初代と、2本のロット達を吹いてきたのだけれど、それが出来るのも、ずっとロット達の主治医であるリペアマン綾部真樹さんの丁重なメンテナンスに頼ることが出来たから。
特に大きな故障というのはないけれど、本番前には必ず診て頂いている。
綾部さんは師である故・植村泰一先生がご自身の初代ロットを始め、全ての楽器のメンテナンスを任せていた方で、ビンテージフルートはもちろん、どんなフルートにも分け隔てのない愛情と誠実さで時間をかけて丁寧に取り組んでくださるリペアマン。
旅行に行く時トランクの底に忍ばせるヤマハ212も、丁寧にメンテナンスしてくださり、とても普及楽器とは思えない程の音になっている。
これを私は「綾部モデル」と呼んでいる。
つい先日は中学生の頃からメンテナンスを請け負っていたという芸大生の方が日本音楽コンクールフルート部門で2位となり、奏者を支える一人として、綾部さんにも白羽の矢が立ち、そのNHKTVのドキュメンタリー番組に出演されていた。
日頃は裏方で、表に出ることは少ないけれど、生き物である楽器をいつも良いコンディションで吹けるのはこうしたリペアのお陰なのだから、TV出演の機会があって、本当に良かったと思う。
去年12月の奏楽堂の本番の頃から、「そろそろ危ないタンポがあるけど、まだ大丈夫そうなので、このままにしておきましょう。それに破れるちょっと手前が一番よく鳴りますから」と綾部さんから言われていた。
その直後は4月のミニピアノとの本番があったので、その時もそのままに。
でも、もうこれ以上は流石に怖いので、初代をオーバーホールしていただくこととなり先日、西川口のご自宅まで持参。
半日がかりでみていただき、調整しては吹き、を繰り返す。
五代目は調整のみで、お持ち帰りで、初代は入院。
退院は来年1月半ばとのことで、とても楽しみです。
五代目はどうしても初代が来てからは、セカンド楽器扱いとなっていて、本番で吹く機会も減ってしまったのだけれど、最近の気付きと進展で、新たな五代目の魅力もわかるようになった。丁度良い機会なので、この冬休みは五代目に向き合うつもりです。
調整していただいた五代目は、少し重さも軽くなったように感じられ、銀ならではの響き。更に初代っぽい音に。
今までは、お忙しくて、縁のある知り合いの楽器しか、リペアすることができなかったけれど、色々と環境事情も変化したこともあり、今後は本格的にリペアマンとして独立した活動をしていくことにした、とお話されていました。
HP立ち上げなどは不得手らしく、名前で検索してもまだ連絡先は出てこない・・?!
まあ、それはおいおいとし、興味を持たれた方は私までご一報ください。
ご縁をお繋ぎいたします。
あくまでもケースバイケースではあるけれど、費用もかなりの良心的価格で申し訳ないくらいです。
私はいつもその場でやってもらうのが好きなので毎回持参ですが、梱包して送るやり方でも大丈夫だそうで、梱包の仕方なども教えてくださるそうです。
写真は綾部真樹さん。
リペアを終えて近所のカレー屋さんにてランチ。
カレーも、ちょっと甘めのライオンビールも、カレーとの相性もよく美味しかった!
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