大学ラグビー対抗戦トップを決定づけるゲームとなった伝統の早明戦。
試合終了後の感想は「国立に行かないで良かった」
高校時代に国立大学を狙っていたわけではなく、12月7日に国立競技場にいなくて良かったということ。
ラグビーファンとなって半世紀。トライは4点の時代。
審判の決定は神聖であり、絶対であることを知っている。
たとえ、それがミスジャッジであっても、それもゲームの中の流れの一つだと理解しなければならない。
スタンドでのレフェリー批判は絶対にしてはいけないということ。
きっと、ぼくは半世紀にわたりそれを守っている。
早明戦のレフェリングがグダグダになってしまった原因のひとつは、
《審判がゲームを作りにきた》ということ。
ファーストスクラム。セットのコール前に「アーリーエンゲージ」で”いきなり”ホイッスルを吹いた。関谷さん、これはまずいぞ。テレビの前でこううそぶいた。
解説の流くんは「このゲームにおけるレフェリーの意思表示が明確になされた」と評価のコメントを語っていたが、もう一人の解説者・坂田さんはノーコメント。フォワード(フッカー)だからこそ、この突発的なホイッスルに首を傾げていたに違いない。
ファーストスクラムでの容赦のない即座なホイッスル。
つまり、このあとの78分間、関谷さんは同じ笛を吹くつもりなのか。それは無理というものだ。ゲームが途切れ途切れになってしまう。
本来、ラグビーとは《選手と審判がコミュニケーションを取り合ってゲームを作っていくもの》。審判が主役になってはいけないのだよしひこ。
関谷さんのレフェリングは何試合も観戦しているけれど、特にNGが目立つレフェリーでもない”普通”のA級審判である。
1位を賭けた伝統の最終戦、NHKの全国放送、国立競技場、TMO不採用…多くのプレッシャーが掛かっていたのは理解できなくもないけれど、今回は立行司の差し違えのごとく、やはり一度は辞表を書いて協会に判断を仰ぐことが明治、或いは早稲田に対しての正しい姿勢であろう。
つくづく、国立競技場にいなくて本当によかった。
今年4月に鬼籍入りした真下さんは、このゲームを天空からどう見ていただろう。
イソップも泣いている。
不可解なアドバンテージ、クラウチ・タッチ・セットのコールが乱れ続けたスクラムメイキング、実は他にもいくつものミスが連鎖したけれど、せめて、早稲田のアーリータックルはシンビンを取って欲しかった。TMOに頼る必要のない悪質プレイだった。
聡明な早明フィフティーンは外面は紳士で通していたけれど、シャワールームでのつぶやきが聴こえてくる。
令和一の名レフェリー・古瀬くんは事情があって早稲田戦には笛を吹かない。
大学選手権決勝。いいゲームを観たいから、早稲田には準決勝であれしていただいて、古瀬くんの笛で国立競技場を沸かして欲しい。ということは、明治vs帝京か。

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