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2023年10月30日14:04

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《2023奥能登1》第3回奥能登国際芸術祭

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手元に9月に公表された基準地価の記事がある。
地価上昇に苦しむ首都圏がピークに相まって、札幌、仙台などの地方都市にも地価上昇が波及。そんな景気の良い記事の片隅に『下落率最大は石川県珠洲市』の囲み。
2005年に鉄道が廃止され、もともとの過疎化に加え、5月5日に起きた大地震がトリガーとなったのだろうか。珠洲市各地住宅地の下落が目立つ。

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月に1度の夜間講座《北川フラム塾》本
毎晩21時30分には床についてしまうおいらなのに、21時過ぎまで続くこの講演に年に6回以上の参加を果たしている。
9月のテーマは《奥能登国際芸術祭》波
北川フラム氏がプロデュースする5つの芸術祭のうちの1つ。
これまで瀬戸内に何度となく通い、越後妻有に何度となく通い、さらには千葉市原へも芸術祭としては1回歩いている走る人
「大自然に負けて失敗は明らか」と先生が断言する《北アルプス芸術祭》を視野に入れなければ、奥能登はフラムプロデュースで唯一、未踏の地。
結局は《さいはて》という未踏の地であることと、大地震への復興というものが自分の背中を押したのかもしれない。
極めて疑問も障害もなく、初めての奥能登紀行が実現した。
結果を先に記すなら★100.
たくさんの奥能登の人々と先生たちに感謝を捧げたいペンギン

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《のと里山空港》飛行機
コロナくん時代の旅割が懐かしい言葉へと消えていく中、珠洲市を含む奥能登2市2町への観光には『地震復興』という名のもとに旅行支援が続いている。
このボリュームが凄い。
政府の旅割(3,000円/泊+地域クーポン)のほか、のと空港利用助成(2,000円)やレンタカー利用助成(3,000円/泊)…まるでタダで旅行ができるようなものだ。(←ものじゃない)

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フラム塾で学んだ奥能登のインフラ史。
といっても、平成年代の話だけれど、過疎化に悩む能登半島さいはての街・珠洲市では原発誘致も検討されていたことがあるそうだ。
結局、中部電力が送電線網を設けることができないと奥能登への原発振興を断念し、それに伴い、赤字路線で毎年廃止継続のテーブルに乗っていた第3セクター・のと鉄道の能登線が全線廃線。2005年、レールのない、さいはての市が生まれていく電車
能登半島を知る上では、このほかに七尾線輪島ルートの問題も記憶しておくべきだろうけれど、それはまた別の話。
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2017年を第1回とする《奥能登国際芸術祭》が、北川フラムのプロデュースで珠洲市で開催され、2020年のコロナ開催を経て、今回は震度6強の大地震を乗り越えて第3回目《SUZU2023》の開催を迎えている。
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『うつしみ』(ラックス・メディアコレクティブ)
2017年の第1回に製作された夜間鑑賞推奨のインスタレーション電球
廃線となった能登線・上戸駅の駅舎にきらめく舎駅。
パーマネントとして芸術祭オフシーズンでも夜間はライトアップされ、市民たちのシンボルになっているという。
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先生の情報によると「海側から観るとこの光景を観ることができる」としていたが、こちとら芸術祭マニアの端くれ。鎖をかき分けて(但し、転げ落ちていかないように)ホームに立ってこそ『うつしみ』の本懐。
LEDに誘導されたアプローチから、正面に『うつしみ』、左手に満月。
幸先から絶好調のスタートだったペンギン

偶然だけれども、初日日暮れに鑑賞した作品はインド人作家2点。
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『なぜここにいるのだろう』(N.S.ハーシャ)
なぜ、ここにいるのだろう。
自分の中のアーカイブから生まれてきた箴言は2つ。
「危険を冒して前へ進もうとしない人、未知の世界を旅しようとしない人には、人生は、ごくわずかな景色しかみせてくれないんだよ」
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そして、ガンジーの言葉。
「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」

だから、ここにいる。

(つづく)



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