3時間9分。
エンドロールが流れてきて、「あぁ、自分(←川オス)は映画ファンでほんとうに良かった」と感無量。
そんな映画だった

映画レビュー
017『バビロン』★10.
『アバター2』の192分は瞬殺でスルーを決めて、キャメロン監督の怒りを買ったのに、『アバロン』は幾ら長尺でも観る気になっていた。
いつものように、上映時間以外の前情報は入れぬまま、一体、誰が主演かも知らずに飛び込んだ映画館。スタートシーンの象の糞尿シーンから、酒池肉林のハーレムまで、どうなることかと思いながら小脇のウーロン茶を飲んでいた。
まるで『カムカムエブリバディ・ハリウッド』。
ストーリーはわずか26年余りの変遷だけれども、無声時代からトーキーのおとずれ、やがてカラー映画となりクラーク・ゲーブルが現れ、ブラッド・ピットが去っていく。
哀しきかな栄華。
中学生の時に初めて鑑賞した『風と共に去りぬ』。
ビビアンの我がままに辟易の中学生男子だったけど、この作品の制作年度が1939年、つまり昭和14年と知って、こんな映画を作ってしまう国に戦争を仕掛けた日本、或いは大日本帝国とやらの無知を恨んだものだ。
そんな風にして、映画はいつも僕の学校だった。
日本語字幕はないけれど、やがてヘップバーンの声が聴こえてくる。
「The rain in Spain stays mainly in the plain」
フラッシュバックされる映像には、見覚えのあるシーンや、見覚えのないシーンが走馬灯のように駆け巡る。やはり『ニューシネマ・パラダイス』。
エンドロールは、さらにチャレンジングな abstract の映像とともに。
客電が点くまで席を立つことができなかった。
脳内に流れてくるキンクスの名曲。40年前の想い出の曲。
自分が映画ファンであることに誇りを持った。
ほんとうに映画っていいものですね。
2023年ベストクラス
016『チャップリンの独裁者』★4.5
湘南の小さなシネサロンでチャップリン特集が上映されていることを、チーズフォンデュの話題とともに知る
『独裁者』は午前十時の定番でもあり、何度となく鑑賞してきた作品ではあるけれど、昨年2月24日、クソプーチンチンのカス野郎が仕掛けたウクライナ侵攻、そして、NHKで放映されたバタフライエフェクト『ヒトラーVSチャップリン 終わりなき闘い』を観て、改めてこの時期に観るべき映画であると、小田急盲腸線に飛び乗った。

「満席…ですね

」
わずか20席のサロンではあるけれど、見事に満席御礼。
湘南の紳士に席をお譲りいただいて、一番前列のシートに腰かけた。

「昨日の回はゼロだったんですよ(笑)」
前の日は江の島にも雪が降るという予想で、独裁者を観る余裕もなかった湘南の人々。結局、雪は降らずだったけれど、オーナーとしたら「せめて、半分は昨日来てよ

」の心境らしい。
ラストシーン。
チャップリンの魂の叫びは、ヒトラーにもプーチンチンにも届かない。
それどころか、アメリカでは返す刀で『赤狩り』と称し、チャップリンをハリウッドから追いやった。誰もがみんな差別主義。
バタフライエフェクトのコピーが秀逸。
《わずか4日違いで生まれたチャップリンとヒトラーは、長きにわたって壮絶な闘いを繰り広げた。しかし、ふたりには多くの共通点があった。小柄でチョビひげ、そして映像を駆使して大衆を熱狂させるプロパガンダ術。チャップリンは民主主義を、ヒトラーはファシズムを訴えた。チャップリンは後にこう語っている。「ひとつ間違えば、私たちは逆になっていたかもしれない」。独裁者と喜劇王、因縁のふたりの終わりなき闘いの物語である》
015『イチケイのカラス』★4.
ドラマだけにしておけば良かったのに
事件背景が壮大すぎて、結末がノミのような展開で、四字熟語なら『針小棒大』が正解か。映画館で観る必要はないけれど、暇つぶしにはちょうどいい。
それでも★4.の評価は、ドラマ好きだし、竹野内豊好きだし、黒木華がやっぱり昭和だし。
我々にとっては、黒木といえば香。もしかしたら、華の母親なのか。
いずれにしろ、転落注意である。

ラクエル・ウェルチが死去、82歳『恐竜100万年』『キューティ・ブロンド』に出演
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=25&from=diary&id=7303216
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