7月8日17時。

「安倍昭恵ちゃんの乗ったクルマが病院に近づきました

」…いよいよワイドショー並みに下らなくなったNHKの画面を消して、夕方の銭湯へと出掛けて行く
番台のテレビには、ちょうど安倍ちゃん死亡の確定ニュースが流れていた。
恥ずかしながら、近所にある3軒の銭湯には、ほぼ必ず悶々とした倶利伽羅紋々のヤクザか暴力団が1人、2人、湯に浸かっている

川崎という街の民度の低さゆえ。
この日は昭和の任侠を生きてきたような、疲れ切った顔つきの御老体元ヤクザ。
背中に、へんてこな梅の花を描いているが、しわくちゃでもはや梅干し。
両手の小指はついている。
そもそも、暴力団や暴走族、暴飲暴食が嫌いなおいら。
不覚にも脱衣所でロッカーを隣に使ってしまっていた。
梅干しヤクザが、素っ裸のおいらを見つめ語り掛けてきた。

「安倍っち、死んだな

」
さて、どうずるべきか。川オスの脳内コンピューターがフル回転。
この時ばかりは《富岳》さえ敵わないほどの刹那逡巡だった。

「(手話)申し訳ございません。耳が聞こえないのです

」
両手を合わせ合掌しながら、耳に手を当てて人差し指を振る。
口を開かずに手話で対応したおいらに対して、梅干しがひとこと…

「おっ、聴こえんのか。すまんな

」と、手を合わせて去っていく。
ヤクザや暴力団、或いは高市早苗のようにどちらかのウイングに傾いている人への答えは、ひとつ間違えれば命取り。かなり面倒くさいことになる。

「安倍っち、死んだな

」に対して、

「残念な人を失くしましたね」といえば、

「どこが残念なんや、天誅やないか

」と来るし、

「ちょっと過激すぎる政治家でしたから狙われちゃったんですね」には、

「なんや、嫌いなんか。お前、売国奴か

」とけじめをつけられる。
右か左、どちらのウイングかわからない梅干しには無言が正解。
しかも、無視したら蹴とばされるだろうから、ここは DEAF BOY が100点満点の対応だろう。
これからも、この話題については、こんな感じでいいや。両極の連中は面倒くさい。
亡くなれば誰でも《政神》ということか。
このままではアベノマスクすら多大なる功績とされてしまいそうだ。
礼節ある日本人の美しさ。
小沢一郎の本心からの言葉は、美しきマスコミにから封殺され、耳障りのいいインタビューだけが垂れ流される。
塀の中の籠池夫妻のコメントは、微塵も流れては来やしない。
岸田首相が語った狙撃者に対する壮絶な怒りと盟友に対する壮絶な哀悼。
同じレベルの気持ちで、赤木氏を自殺に追い込んだ人々への怒りと、赤木氏の遺族への哀悼へと向けてもらいたかった。
しかし、権力者というものは、それをしない。権力者でいられなくなるからね。
ウラジミールと同じ未来を見ていた安倍ちゃん、67歳。
プーチンカスが暗殺された際にも、NHKの画面には「彼は素晴らしい為政者だった」とのコメントにあふれるのだろう。何の意味があるのやら。
日本の首相も、アメリカの大統領のように、退陣したら政界から引退するルールを作る切っ掛けにならないものか。少なくとも安倍ちゃんがフィクサーでいる悪夢は取り払われたけれど、麻生太郎や菅義偉、なんなれば菅直人や野田佳彦さえ、未だに現役で蠢いている。
さて、土曜日の朝。
テレビでは遺体安置車移動の実況中継が始まった
■プーチン大統領、昭恵さんに弔電 「安倍晋三氏の記憶、永遠に残る」
(朝日新聞デジタル - 07月08日 21:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7027175
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