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2022年04月20日15:46

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《アート》大満足のメトロポリタン六本木

あの『おかえりモネ』でさえ100回は我慢してみていたけど『ちむちむどんどん』が8回で離脱となりそうだ。前回の最高レベル朝ドラと比べるのもおこがましい。
ただでさえ、現実には暗いニュースが満載。
明るいニュースといえば、しゃぶ漬けが新発売となった吉野家ぐらい。
さらに重ねて、朝からドス暗いドラマなど見てられるか。鶴見に行く前に終わる。

アートアートレビュー
アートこそが心の栄養。東京のアートシーンを練り歩く初めての東京tripenart走る人
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新国立新美術館は乃木坂6番出口から徒歩3分。
開館15分前のエントランスに整列していたのは15人程度。ナイスなタイミング。
10時前に開場されメトロポリタンへといざなわれる。
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『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』(新国立新美術館)★10.
フライヤーのアイコンは『女占い師』(1630c/トゥール)
悪い老婆と女子たちに気をつけろドル袋

おいらにとって本場METは1.1回訪館し、日本では決して経験できない凄まじさを味わっている。
0.1回目の初訪は1990年代、ワイフさんを連れて。初回METではあったが、美術に関心を示さないワイフさんが入館2時間で休憩を宣言し、そのままあえなく退館という悲しい記憶。
実質1回目は2013年。1人きりのニューヨークだったから4時間30分、昼飯も食べずに東京ドーム100個分の美術館を東奔西走。それでも、きっとかなり見逃した展示室はあるだろう。まだまだ極めることのできないMETが、ほんの少しだけ六本木に来てくれた。

展示作品はわずか65点。その少なさが、実は快適な鑑賞環境を作っていてくれた。
決めていたタクティクス通りに、スタートキャプションを読むこともなくルネサンスにたむろする先頭集団を追い抜き、実質トップで目標の作品番号17番にたどり着く。
大作の前に立ち、貸切鑑賞。
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『行かないで〜』(1590c/ティツィアーノ)
素っ裸のヴィーナスが「狩りに行く」と言って出掛けるアドニスにむしゃぶりつく。
隣に佇むクピドちゃんも呆れ気味の男冥利ハート達(複数ハート)幸せ者、アドニス。
メトロポリタン先生、お気に入りの一作ペンギン
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さらに足を進めて第二展示室では『音楽家たち』(1597/カラヴァッジョ)
画中にはパーマをかけた染谷将太(本名:ミケランジェロ・メリージ)が、ちゃっかりと映り込んでいる。

おそらくルネサンスルームの渋滞を尻目に、快適な鑑賞環境が続いている。
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『信仰の寓意』(1670-72/フェルメール)
METで観たフェルメールは『眠る女』と『少女』だったので、間違いなく初見。
メトロポリタン先生によると「プロテスタントが当たり前のオランダにあって、フェルメールの奥さまが隠れカトリックだった故、このような寓意画となった」そうだ。
とても分かりやすい電球

1枚1枚丁寧に見とれていると、いよいよ後方から本来のトップ集団が追い付いてきた。
これは仕方のないことだ。行儀よく鑑賞を続けよう。
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『足の不自由な男を癒す聖ペテロと聖ヨハネ』(1655/プッサン)
メトロポリタン先生のしっかりした解説を伺い、初めて知ったことの幾つか。
作家名は覚えられないけど、この作品が230年後のセザンヌにつながり、さらにはピカソへとバトンがつながっていくとは、美術史の深さを改めて知る。
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『ガルダンヌ』(1885-86/セザンヌ)

最終章《革命と人々のための芸術》に入室する。
1835年のターナーから1916年のモネまで一気に見せていく。
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『ヴェネツィア』(1835/ターナー)
霧も霞も、ましてや燃える船もない色彩豊かなターナー船
本展覧会川オス第2位の作品。

そして第1位、マイベスト。
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『ピュグマリオンとガラテア』(1890c/ジェローム)
キュレーターの力量なのであろう。
この作品の隣にクールベが置かれているからこその眼福目
ぼくは彼女の下半身の色合いにマグリットまで見えてしまったのだから。

75分ほど掛けて全作品を鑑賞した後に、ひと戻りしてさらに1往復。
大混雑のルネサンスから印象派まで、予習をしない鑑賞者が、確かなガイドに恵まれて倍旧の楽しみを得た。
都合120分。本場METに行く日は、いつになったらやってくるのだろうペンギン

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『ダミアン・ハースト展《桜》』(新国立新美術館)★1.
同時期に同美術館階上で開催中のダミアン展。
スーラ好きの現代アート点描画家だという触れ込みで、その情報だけでやってきてみたら、メトロポリタン展が★10なら、こちらは★1. 金返せ。
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唯一、評価できるのは観覧客はほぼほぼ若い女子。
男子といえば、そんな女子に連れられてイヤイヤやってきた連中だけである。
展示室にはダミアン新作の《桜》だけが、とにかく堂々と掛けられて、その絵の下でピースサインを振りまくるインスタ蠅の女性たち。
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桜が数枚あってもいい。ほかに別のモチーフ作品が普段に並べられていれば、評価だって変わるのだけれど、これは酷い。桜だらけ桜
まるでデジタルラボの展覧会に来たように悪魔的。
滞館時間、わずか20分。企画展最短記録更新。

しかし、これが次なる奇跡につながっていくとは、誰一人気が付いてはいなかった。
人間万事塞翁が馬。
最低の展覧会が奇跡の出会いを演出する。



■ミュシャの絵をじゅうたんに=堺伝統の手織りで―技術継承の受刑者制作・大阪
(時事通信社 - 04月20日 14:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6929442

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