ドバイには行けないので千葉競輪
(承前)
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ドーム内に入って驚いた
観客の少なさは、これまでの聞くことのない評判や、受付の様子から驚きもしなかったけど、まるで六本木ヴェルファーレ。
場内には大音響でBTSが流れ、レーザービームが飛び交っている。
そもそもBTSなんて知らなかったけど、どうやらBTSらしい。若い人なら知っている。
スポンサーでも官僚でもないので、VIP席には呼ばれなかったけど、それでも前から2列目の特観席。
招待客ばかりだろうと思っていたけど、子供連れやカップルも訪れていて、それなりに安心感が漂った。
情報によると、この日から入場料が66%OFFという閉店間近セールがスタートしたらしい
66%OFFであっても、最低の入場料は700円というバカ高い席料だけどね
レース前のオープニングセレモニー。
ドーム内が暗転し、麗しきダンサーたちが精いっぱいの肌を晒して、クネクネと踊っている。レーザービームはバンクやアリーナを照らしだし、ここはどこ、わたしは川オス。
上方にあるTIPSTAR BARで、大して美味しくもないホットドッグを買って、腹を満たしてからレースに参戦しよう。
第1レース。選手が入場する。まるでラスベガスの世界タイトルマッチのようだ。
煙の中から現れる、たかがA2級のだぶついた選手。
それでも、レーサーに乗るとステキなバランスでペダルを漕ぐ。
当然のように、第1レースはケン
見るだけにしておいて、PIST6という不思議なギャンブルを研究しよう。
《前途多難》
PIST6の最大の特長は、車券はスマホだけで購入するということ。
つまり、スマホをいじれないおじさんは排除の論理。
予想紙がないので、赤ペンを耳に差す必要もない。
しかも、投票するアプリはmixi社の《TIPSTAR》アプリが独占。
競馬では楽天競馬やSPAT4、競輪ではサイバーエージェント(元・奥菜恵)が提供する《WINTICKET》が業界シェアを席巻しているけど、あとから加わったmixi社の《TIPSTAR》はこの競技を独占することで、シェアアップを企てた。
《ギャンブルの構成》
公営競技のカネの部分を書いておく。
投票した金額の75%が払戻に充当され、残り25%が開催経費や賞金に充当される。
その25%のうち、車券代行の販売手数料はおおよそ10%
ファンが求めた車券が当たろうと外れようと、売れた1割がアプリ提供会社に入っていく。
従って、スマホアプリ導入を早めるためには「チャージ額の10%ポイントプレゼント」や「投票金額の7%プレゼント」など、身を切ってpaypayボーナスのようなサービスインフレが展開される。
PIST6のもう一つの特長が「単勝」を販売すること。あるかどうかわからない逸物を指す短小ではなく、1着を当てる単勝式。
6車立ての競技だから、確率はサイコロと同じ6分の1。予選競争は実力差が多く、意外と当たり易いとも評判である。
さて、こんなPIST6で開幕当初「絶対に負けない」錬金術が誕生した。
ステラ某さんの予想に相乗りすることではない。←絶対にやってはいけない。
まずは賭け金100万円をチャージ。オープニングセールで20%プレゼントされて、ベット可能な金額は120万円となる。プレゼントされた20%分は的中しないと現金化できない仕組み。
ある日の予選競争。競輪では上位クラスのS2級が圧倒的一番人気で、ほかの5選手はA1〜A2クラス。普通の競輪ではあまり見られない実力差の競争。
一番人気の単勝は当然のように1.0倍。100円賭けて、当たれば100円が返ってきて、はずれたら100円取られるというハイリスクノーリターン。
それでも、このレースは単勝が相当量売れて、投票金額の9割がS2選手に投じられた。
さて、投票金額の75%が配当に充てられる。
このレースの単勝売得金額はおよそ9900万円。そのうち、8900万円が1枠S2選手、A1選手の2人にそれぞれ、2枠600万円、3枠200万円が投じられ、ほかの3選手で4〜6枠1%を分け合う比率。
オッズを計算しよう。
オッズに関しては、川オス幼稚園児の時から尊父に平和島競艇を連れていかれ、当時はトータリゼータもなく、天井から下げられている大型黒板に書かれた投票数字を見て、瞬時に配当を計算してあげていた。なので、幼少のみぎりから天才である。(自称)
1枠のオッズ。
本来、配当に充てられる経費は9900万円×75%=7425万円。
ところが、8900万円の売り上げがあるので、0.83倍という元本割れが計算値。
さて、ここで公営競技法。配当は1倍以上という規則がある。(的中者がいない場合は、70%を割り戻す特払い制度がある)
従って、もし大本命1枠が1着なら、主催者は1475万円の持ち出しというリスクを負う。
2枠のオッズは12.3倍、3枠は37.1倍、来るはずもない4〜6枠はそれぞれ187.5倍程度となっている。
手持ちは120万円。このうち、20万円はポイント部分なので換金できず、実際は現金100万円の投票行動。100万円以上の払い戻しとなれば、錬金術の成功となる。
ベッティング。
1枠1,069,500円(的中すれば1,069,500円)
2枠86,000円(的中すれば1,057,800円)
3枠28,000円(的中すれば1,038,800円)
4−6枠5,500円(的中すれば1,031,200円)
こんな感じ。どれが来ても儲かる仕組み。
これは、1番人気が異常に偏り過ぎて、配当原資を胴元(千葉市)が負担することによるマジック。
TIPSTARが莫大なチャージサービスを続ける限り、この錬金術はまかり通り、レースのたびに千葉市の赤字が膨らんでいく。
さすがに、この祭りはとうに過ぎ去った。過去の(とはいえ、1ヶ月ほど前の)不思議なイベント。
第2レース。
注目は2番梅さん。
入場時に渡された厚紙を器用に折り分けるとハリセンが出来上がる。
生来、不器用なおいらは折り分けられないので、じっと手を見る冬の空
レース前も、レース中も、このハリセンをバンバン鳴らして声援を贈り、投票選手を応援する。選手たちにしてみれば、本職競輪への点数は無関係で、あくまでもアルバイトや練習の一環で参加しているような気分。噂がうわさを呼んで、あっせんに応えなくなる選手も出てくるだろう。
梅さんは残念ながら3着であったが、初めて買ったPIST6は、なかなか面白い。
ギャンブル的な魅力はゼロだけど、とてもスピ―ティーで気迫も伝わってくる。
経営的なことを抜きにすれば、入場料がタダなら、また訪れてみたくもある。
ちなみに、スタートアップ時、チャージボーナスがあった時の1レース売り上げは、誰もが錬金術にはまり1億円に達していたが、そんなバブルもわずか2週間で消えて、この日の1レースはわずか70万円。おそらく、メインの12レースでも400万円程度しか売り上げはあげていない。
これで選手賞金を賄えるはずもなく、超絶な大赤字の補填は主催者・千葉市の役目。
売上が伸びなければ、mixi肝いりアプリの使用価値もcocoaのように廃れていく。
そう遠くない将来(←近い)、千葉市議会でこの現状が取り上げられて、PIST6はあえなく廃止となるだろう。(断言)
極めて排他的に経営を担った、mixiや日本写真判定の責任は重い。
mixi、これがトリガーとなって日記廃止なんてやめてね。実情は内緒にしておくから。
松山智一の作品がいつまでも目に触れますように。
PIST6が廃止されても、国際競輪規格の競技場として永遠に残っていく。
■大阪府の吉村知事、12月のドバイ万博訪問見送り オミクロン株警戒
(朝日新聞デジタル - 11月30日 13:35)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6759221
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