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2021年06月08日13:12

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《アート》3度目の正直と2度あることは3度ある

ひろしま美術館アート
県立も市立もつかないのは、私設美術館であるから。
オーナーは広島銀行。金融機関の美術館メセナは珍しい。
思いつくところでは、山種証券の創業者が財団を設立した山種美術館に、スルガ銀行の黒い闇がうごめくベルナール・ビュフェ美術館…
調べれば頭取経験者が所蔵した作品を展示するための私設美術館はいくらでもあるのかもしれない。
バブル終焉のころ、土地ころがし融資には絵画を担保にして貸し付けるケースも往々にして見られていた。返せなくなったカネを担保処分するには、オークションにかけるか、内緒で銀行や銀行役員が引き受けるか。骨董や美術品は、そんな魑魅魍魎の世界。
銀行の本店や支店長室を訪ねると飾られてある東山魁夷や片岡球子は、大概がそんな流れもの。

コンプライアンスなんて言葉が生まれる十数年前。
バブル期の支店長宅を訪ねると、
ブタ「〇〇土地建物(不動産業者)から、お歳暮で絵が届いたよプレゼント」なんて、うそぶいていた支店長。
ゴルフだけが生き甲斐で、審美眼などない彼には、猫に小判、ガースーに尾身会長。
忖度融資をして頂戴した芸術品をいくらで売りさばくか、よだれにまみれて夜も眠れていないようだった。金融なんて、所詮そんな社会。

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『近代日本洋画の名作選展 ひろしま美術館コレクション』(そごう美術館)
広島銀行のコレクションは、そんな黒いものではない。(と、思う)
もちろん、最初は担保流れから始まったのかもしれないが、コレクションをたどると“よくぞ、所蔵してくれました”と、頭が下がる名品ばかり。

平日午後。それなりの混雑を予想していたのに、入館時、展示室には警備員しかいない。
そごう好きのおばちゃんたち、ワクチンチン接種会場に入りびたりなのだろうか。
それはそれでありがたい。

今回は日本洋画68点を持ってきた。その中でマイベスト。
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《群鳥(枯木)》(海老原喜之助/1931)
海老原ブルーが相変わらず美しく、雪の白と枯れ木のグレイとのコントラストが、静かな色彩に佇んでいる雪
単なる小さな黒いインクが鳥に見えてしまうから不思議なのだペンギン
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《八ヶ岳山中の秋》(小林和作/1969)
打って変わって豪快なマティエールに、まるで大阪のおばちゃんのセーターのような色どり。山中の木々に紫が映える。これも、天地豊麗の一つなのだろうか。
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《積雪》(岡鹿之助/1935)
大好きな作家のひとり。
美術館では静かに鑑賞をしましょうね。と、誰もいない展示室で注意を発していた警備員さんが、本作品の前に佇んで見とれている。どうせ、観客なんていないのだから、ささやいている人たちは放っておいて、役得に浸るがいい。

展示室の最終コーナーが鴨居玲、6作品。
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《月に歌う》(鴨居玲/1976)
非業の最期を遂げた彼らしい、ダークでディープな作品ばかり。
なぜ、ラストにこんな暗い作品を持ってきたのか、そごうの今を象徴している様だ。
鴨居先生レコメンドの青い教会は、ひろしまからやって来ない。
これは、おいらに対して「広島へ、またおいで」のメッセージと受け取ろう。

ひろしま美術館。
日本洋画の展示室は別館5〜8となるが、1度目の訪館時にはワイフさんと供だったものだから、西洋画家の展示室1〜4だけしか鑑賞することができなかったげっそり
昨年、いよいよリペンジにと2度目の訪館を果たしたが、目指しても目指してもたどり着くのは本館だけというラビリンスペンギン
一体、別館はどこへ⇒空調設備工事中という顛末で、やはり未踏。
そんな歴史をたどり、今回わざわざ箱根の関所を超えてやってきた展示室5〜8の作品群。小さなそごう美術館に90分。かえって、三たび、ひろしま美術館への欲求が深まった、そんな月曜日の午後だった走る人

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『丸山友紀 日本画展〜動物たちの祝宴〜』
同じフロアにある美術画廊。
どうせタダだし、冷やかしなので、ルーティンのコース走る人
犬「今日は作家さんがお見えになってますよ」と案内され、もはや酒池肉林。
ひよこ「日本画で、主に岩絵の具を使って、動物を描いていますアート」
金地鳥獣画家として、それなりの実績があるようだ。
蟹座「紅コンゴウインコに、瑠璃コンゴウインコですねさくらんぼ」
山田五郎を気取って、鳥の名前を言い当てる。
蟹座「うちの山にいるんですよ手(パー)こっちは、コバタンかキバタンひよこ」
作家さんの取材地は動物園や植物園。コンゴウインコは掛川花鳥園でスケッチしたものらしい。
蟹座「ぜひ、うちの山にもいらっしゃってくださいね」
そんな感じで、川崎市へのスケッチ来訪を薦めておいた。
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それなりにSOLD OUTのシールが貼り付けれて、それなりの盛況ムード。
売れ筋は「蛙」なんだとか。
作家さんと直にお話ができた記念に、可愛い犬の絵を買いたくなったが、なんとなく後ろ髪が引かれる気がして、そのまま退廊。これでいいのだ犬



猫美術館に侵入する黒猫と警備員の攻防戦、4年の時を経て…… 「また来たニャ」な猫ちゃんと優しいスタッフのやりとりがあたたかい
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=6546481

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