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2021年03月07日16:54

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《映画》レンブラントの魅力

3.11ウィークがスタートした。
今週のブラウン管(←死語)では、10年前にやってきた津波の映像が津波のように押し寄せる。
当時は間違いなく日本人の中に醸成されていた美しい《絆》は、昨年誕生したクソコロナによって汚らわしい《分断》に変異する。
マスメディアがますます知能指数を下げ、一方的な情報に右往左往する人々。
十人十色のはずのSNSとやらに惑わされ思考停止に陥る人々。
現在の菅内閣の徹底的なだらしなさと同じぐらい、当時の菅内閣のだらしなさも閉口の有り様だった。所詮、惨事の時は、誰かを無能者・悪者にするだけで、自らの立ち位置が承認されていく。自我の未確立。

カチンコ映画レビュー
海外作品が枯渇中の令和3年映画界。
こんな時は名画座の雄・池袋文芸坐が頼りになる。
シリーズ《芸術と魂を高め合った二人の巨匠 フェリーニとヴィスコンティ》から2本。
フォト
027『家族の肖像』★3.
初見ではない確信は若きバカップルのフルヌードダンスシーン。
言葉を変えれば、このシーンの記憶しか残っていない。
初公開当時は11歳だったのだから、初見はきっと高校時代。
三鷹か高田馬場辺りの名画座だろうから、記憶が薄いのも仕方のないことか。
歳を重ねて、改めての感想は『はしたない半グレ家族の老教授狩り』。
まるで蓮舫のような激しいママ・ピアンカが教授の部屋にやってくるだけでイヤな感じ。
どうしてもオクターブ高い怒鳴り声が苦手である。
そもそもこんなクソ一族に部屋を貸すもんじゃない。
バイらしいヴィスコンティならではの、ところどころに見どころある名シーンも観られたけど、点数はこんなもの。
キネ旬1位だろうが、蓮舫みたいのがスクリーンに出てくるのはNGハート達(複数ハート)
フォト
028『夏の嵐』★2.
1954年作品。オペラの舞台からの壮大なオープニング。
伯爵夫人という恵まれた地位にありながら、内情は愛を失っている夫婦生活。
プレイボーイ(死語)に対する叶わぬ愛を一途に追いかける激情のストーリーは、その経験がなければ分かりえないもどかしさ。
このままの展開ならば、隠れた名作の期待も盛り上がる。
ところが、これが一転。
普仏戦争の市街戦シーンからエンディングまでは、もう酷いもので、どうしたヴィスコンティ。グダグダの大減点。監督、途中で変わったのか、それとも飽きたのか。
フランコ・ゼフィレッリが監督助手としてクレジットを刻んでいたが、フランコ、なにかしたか?

せっかくの巨匠ヴィスコンティ2作品。★2.〜★3.
マイベスト・ヴィスコンティは『ベニスに死す』。
美男子に惚れる初老の気持ちを、川オス若かりし頃に知る。
フォト

ヴィスコンティとは離れて。
026『レンブラントは誰の手に』★5.
レンブラントをめぐる4者4様のドキュメンタリー。誠に良くできている。
まるでZOZOのあんちゃんみたいに、カネに飽かしてレンブラント作品を蒐集するコレクターが1人目。あまりいい感じじゃない。
2人目は、税金支払いのために泣く泣く名品を手放さざるを得なくなった財閥所有の作品2枚。フランスとオランダ、どちらにその名品を残すかの綱引きと、手放した財閥が「これでみんなのものになって良かった」と語る安堵の一コマ。
3人目は、代々承継してきた肖像画作品をより個人独占しようと展示場所を変えるために、居宅の大改装を行うシチュエーション。
そして本作品の中心点が、真贋論争に巻き込まれた貴族の話。
ドキュメンタリーであるのに、とてもドラマティックだし、レンブラントの魅力が沸々と伝わった。
少しバックナンバーを調べてみたら、2010年日本公開作『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』も★5つ。ホーヘンダイク監督、お見事。



映画“5度目婚”ニコラス・ケイジの仰天プロポーズ、指輪は輸送
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